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2011/12/06

◆5日、独メルケル首相と仏サルコジ大統領が公表した声明は、「欧州財務危機からの脱却に向け欧州連合(EU)条約の改正を目指す」ものだった。しかし、その後、格付け会社S&Pがユーロ15カ国の格付けを引き下げる方向で見直すと発表。ドイツ、フランスの格付けは現在、最上位の「AAA」だが、ドイツまで格下げとなる危機感・・。果たして、両首脳は「財政規律に違反する国に対する自動的な制裁発動と債務上限をユーロ圏諸国の憲法に盛り込むことを一致した」が、8日の欧州中央銀行(ECB)理事会、8〜9日のEU首脳会議はどう展開するやら?結局、通貨は「ユーロ」で統合されたが、政治・財政が統一されていないことが矛盾となって、欧州債務危機解決の糸がうまくほぐれないまま時間が経過。世界の市場はいわば乱闘状態を呈したまま・・。

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◆先に、6カ国の中央銀行がドル資金供給策を発表し、市場は一瞬歓迎したものの、既に、過去の話、時間を稼ぐための対症療法にすぎなかったという?しかし、この発表を受け、NYダウは11月30日に490ドルの大幅高で一気に1万2000ドル台を回復。そして、5日まで1万2000ドル台で推移し、長期相場の指標である200日線、50週線をプラスかい離している。もっとも、投資ファンドが指標とするS&P500種指数は、10月の戻り場面では200日線、50週線を上回ったところでストップし、先週からはその両線が上値関門となっている。できる限り早い時間の200日線、50週線クリアが願われる。

◆しかし、日経平均は?といえば、この日120円下げ4日ぶりに反落。8600円台を3日ぶりに割り込んだ。こちらは、10月末の戻り場面と同様に中期線の75日線に上値を押さえられ下げた格好となった。長期波動の強い格好が続く米株に対し、まだ、20年超続く長期下落基調から抜け出せていない日本株の違いだ。短期狙いの低位株物色が続くのは当然か。といっても、当欄で思惑株として紹介した日成ビルド(1916)は昨日、205円の4月以来7カ月半ぶり高値をつけたものの、きょうは10円安の191円引けと、失速。それでも、2日現在の貸借倍率は1.52倍と売り残株数が増え、買い残が減少して見かけ需給は好転。特定グループの介入説があるがこれは不明。この厳しい全般相場のなかで、日足、週足とも上値を追う格好となっていることに注目して、あくまで思惑銘柄として乱世の市場を見るのも一法か。なにせ当欄第1の注目株、日マクドナルド(2702)は10月19日安値2046円から1カ月半経過してもやっと2100円台を回復した「亀」だから。マック相場を待ち続ける間に、思惑株を最低単位で遊ぶのは退屈しのぎで良いか・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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