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2015/12/02

◆日経平均株価は前日比74円27銭(0.37%)安の1万9938円13銭と反落した。前日に2万円台を回復したことから朝方から利益確定売りが先行した。前引けでは2万2円10銭と下げ幅を縮小したものの、後場は小安い水準でもみ合う推移となり、引け際に売りがやや広がった格好になった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和期待もあり、業種別株価指数では、値上がり業種16に対し、値下がりは17業種とほぼ拮抗した。

 日経平均への影響度が大きいファストリ(9983)は前日にほぼ2ヵ月ぶりに5万円台回復場面があったことから、この日は、当面の利益を確定する売りに7日ぶりに反落。終値は910円安の4万8980円大きく下げて指数を下押した。ソニー(6758)やTDK(6762)、アルプス電(6770)など電子部品株の一角にも売りが膨らんだ。ただ、1部市場の値下がり銘柄数は885、値上がりは873、変わらずは163とほぼ拮抗していた。

 ◆SCREENホールディングス(7735)が5日ぶりに反落した。前日に大幅続伸し955円の5月末以来の高値水準となったことから、8月年初来安値510円から大幅上昇したうえ、岩井コスモ証券の1日付レポートで投資判断を「アウトパフォーム(強気)
から「中立プラス」に引き下げたことが売り材料視されたようだ。「中期的には株価上昇継続を予想しているもの、11月相場でTOPIXを20%超アウトパフォームした」ことが引き下げにつながったという。

 筆者証券時代から長くウォッチングしてきた京都銘柄。11月発表の今3月期上期決算は、主力の半導体製造装置がメモリーや画像素子メーカー向けに好調に推移した。国内、台湾向けの販売が伸び、中国での大型液晶パネル用製造装置売上増も寄与した。売上高は前期比15%増の1298億円と2ケタ伸長。先端技術対応への研究開発費増はあったものののコスト削減策が寄与し経常利益は62%増の106.19億円と大幅増益となった。ただ、この日は、中国の景気足踏みが先行き懸念材料となっているとの指摘もあったとの声も聞かれた。

 ◆また、当欄注目のアリアケジャパン(2815)は朝方から買い優勢し大幅続伸となり、6380円と18日の年初来高値を更新し株式分割落ち修正後では最高値となった。1日付けでSMBC日興証券が目標株価を5210円→6900円と32%引き上げ、食品株に対する相対リターンはプラスマイナス10%前後のレンジを超えると指摘、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続したから短期資金が入ったようだ。

 同証券では業績予想を増額修正。来17年3月期営業利益は市場コンセンサスを上回る100億円突破を予想しているという。国内外での力強い利益の成長が続いていることなどから目標株価にプレミアムを加味したという。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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