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2013/05/28

◆日経平均株価は前日比169円高の1万4311円と反発した。朝の寄り付きでは200円弱安の1万4000円割れと軟調スタートだった。が、円が下げ幅を拡大する展開となり、自動車関連株など輸出関連株が反発に転じ、商品市況関連や金融関連へと買いが広がった。結果、前日にかけての乱高下とは逆に、堅調展開で終始した。23日の1150円弱にのぼる暴落については、米FRB(米連邦準備制度理事会)が第3次量的金融緩和策(Q3)の解除の時を探るなか、米金利が急騰。日本国債の利回りも5月に入り大幅に上昇してきたことから、ここまで、「円売り、日本株買い」でポジションを積み上げてきたヘッジファンドが、一気に方向転換し、反対売買に転じた結果だといえそうだ。

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◆直近の米国市場では、発表された米経済統計が好調だと、景気好調で株式が買われるのではなく、FRBがQ3解除に踏み切る可能性が論じられ、金利が上昇し株価は軟調に転じる。逆に、経済統計が芳しくないと、Q3解除が先送りされるとの見方から株式市場は活気付く・・。前日の米国市場が休場だったこともあり、朝方から円が反落し下げ幅を拡大したことを受け、東京市場に短期資金の買いが流入したようだ。引き続き、米FRBのQ3への対応ぶりが、世界の各種マーケットを揺さぶり続けるとの見方は変わらないようだ。■さて、業種別株価指数は全33業種中22業種が上げ11業種が下げた。円安を背景に輸送用機器は5%弱の大幅反発で前日とは一転、値上がり率トップとなった。2位も車に絡むゴム製品で3.1%の大幅反発、3位は機械が2.7%の急反発、5位には電気機器が2.4%の反発・・と素材・製造業がトップ5を占めた。その後に、商品市況関連や銀行、証券・商品先物など金融関連が続いた。一方、前日はしっかりだった不動産・含み関連は値上がり率下位にとどまり、建設、倉庫・運輸、医薬品、小売は下落。食料品は小幅高にとどまった。●今、原発関連をピックアップするのはいささか難があるのだが・・。少々長い目でピックアップ。日製鋼(5631)は今14年3月期連結経常利益が半減かつ5期連続減益予想だ。08年の北海道・洞爺湖サミット開催直前に、原発関連株として人気化し2425円の上場来高値を付けた。しかし、東日本大震災で福島原発が被災し、住民は棄村せざるをえなくなり、原発再開への道は閉ざされ、他地域でも原発への懸念は強い。ただ、株価は、昨年6月安値374円を大底とし、中期相場を示唆する26週移動平均線沿いに上昇基調に転じた。今年2月には52週線を上抜く中・長期線のゴールデン・クロスも示現した。3月〜5月の急騰相場の調整期にあるが、インドとの原子力協定交渉の再開で合意したと伝わり飛びついた後の調整であり、原発18基建設計画の行方を横目にチャートの一段の好転、もしくは、交渉の行方好転次第で、再度、注目銘柄にピックアップしたいが・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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