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2010/01/21

◆日経平均は前日比130円高の1万868円と4日ぶりに急反騰した。20日の欧米市場では株式、商品とも急反落したが、為替が円安に振れ、中国の2009年12月実質GDPが前年比10.7%増と市場予想を上回る高成長だったことから、自動車、電気機器、精密など輸出関連株が活況裏に上昇した。三井住友FG(8316)は公募価格が決定したことから不透明感が後退、急反騰して金融関連株の買いをリードした。■日経平均は引けにかけて上値を追う展開となった。ただ、昨年11月27日安値から1月15日高値まで調整らしい調整を入れないまま1906円、21.0%上昇したことから、このまま、1万1000円台を駆け上がっていくには危うさを感じるが・・。もっとも、09年に日本株が世界株式に対し大きくマイナスかい離したことを思えば、出遅れ市場として引き続き堅調相場が続く可能性もある?■ポイントは、この日、信越化(4063)が大手企業として第1号の発表し、週明けから本格化する09年4−12月期連結決算発表の動向であろう。信越化の場合は、3Qは大幅減収減益とだった。未定としてきた通期予想も併せて発表したが、前期比24%減収、51%営業減益見通しで、最終減益は16年ぶりとなる。既に株価に織り込み済みとみられるか、それとも売り直されるか、注目したい。

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◆電気機器セクターの追い風となったのは、21日付けの日経新聞朝刊が、「新興国を中心としたパソコン需要が急増、国内電機各社がパソコン向け基幹部品を増産する」。「パソコン用半導体メモリー、DRAM価格が上昇」、「日本の大手電機メーカーが薄型テレビで巻き返しを狙い動き出した。3Dテレビを量産する。また、バックライトにLED(発光ダイオード)を搭載した液晶テレビの対象を普及価格帯に拡大して需要喚起と販売単価向上を狙う」・・などと報じたこと。●東芝(6502)も4日ぶりに反発した。ただ、日経平均や多くの銘柄は1月15日に昨年来高値を付けたが、東芝は昨年10月高値を抜け切れていないことは弱み。それでも、昨年2月安値を大底とした上昇基調にあり、月足チャートで24カ月線を上抜き月末に向かっていることは、先行き力になるはず。今は、投資の優先順位は劣位でもウォッチングは継続する。●18日付けで紹介の豊田合成(7282)がこの日の「ソニーのLED搭載普及型液晶テレビを2月に発売する」との記事を追い風に4日ぶりに反発。ただ、昨年7月に昨年来高値を付けた後は、2800円台が上値関門となっている。既に、月足ベースでは、24カ月線が下値サポートラインとなっているが、上値関門突破には、さらに一気に駆け抜けるだけの材料が欲しいところ。それまでは、下値切り上げ型チャートを描くまでウォッチングが必要か。●一方、プリンター大手のエプソン(6724)は連日で昨年来高値を更新した。同社業績は厳しい状況が続いているが、中小型液晶を縮小し来11年3月期回復を目指す。株価は、昨年6月高値を突破したことで上昇基調入りが鮮明化してきた。買い場を探しウォッチングしたい。

◆前号紹介の病院給食で高シェアの日清医療食品(4315)は9月に付けた昨年来高値にあと5円と迫って、週末相場から週明け相場への期待感をつないでいる。●調剤薬局を展開しており、同時に後発医薬品製造も手掛けていることが魅力なのは日本調剤(3341) 。業績は09年3月期にかけ足踏みが続いたが、今期から増益基調に転じはじめた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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