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2013/11/22

◆日経平均株価は前日比16円高の1万5381円と続伸し、終値では大波乱があった5月23日の前の日(22日)に続く今年第2位の高値となった。21日のNYダウは3日ぶりに反発し1万6009.99ドルと初めて1.6万ドル台に乗せてきた。雇用情勢の改善や製造業PM1が堅調となるなか、長期金利がわずかながらも下げたことから景気回復期待が高まり、次第高の展開となったもよう。東京市場では、日経平均株価が一時、取引時間中の本年最高値を付けた5月23日以来の高値水準を付けた。ただ、今月8日安値から1550円強上げたことや週末控えもあって、利益確定の売りが上値を抑えた。■1部市場出来高は30.3億株と連日で大幅に増加し、15日以来の30億株台回復となった。売買代金もまた2兆9022億円と2日連続で増加し、3兆円台を記録した7月19日以来の高水準となった。1株当たり売買単価は955円となり今年最高だった7月24日の948.9円を更新した。前日とは逆に、「値下がり銘柄数」が大幅に勝った。しかし、時価総額NO1のソフトバンク(9984)が活況裏に2%超上昇したこともあり、時価総額は前日比8.1兆円(1.9%)増の438.1兆円と、日経平均と同様に5月22日に記録した過去最高に続く今年第2位となった。そして、日経平均株価の上昇はソフトバンク1社の上げが守った格好だ!?

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◆さて、当欄はこんな時は少し後ろに引いて、テーブルワークをしたい。この日の流れは、小型株や中堅処の材料株が多い当欄のチェック銘柄にはなく、様子見気分が強まった。今週、にわかに言い始めた「3Dプリンタ」関連など材料株は、この日のような大名行列的な相場には向かない・・。しずかに、行列の行方をウォッチングし、来たるべき相場に向けて準備するべきか。問題は、世界的な金融緩和状況が続くなかでは、きょうのようなあちらこちらでおきる行列相場が長引きそうだということ。■といっても、プリマハム(2281)を売却してマーケットの行列の中に入るには、動機、理由付けが必要だ。が、マーケットのお祭り騒ぎのなかでは徒労感が残るだけ?●3Dプリンタ関連ではMUTOH(7999)が、上値・下値とも切り下がる格好となっている群栄化(4229)よりも現況はベターだ。が、全体の流れには無縁か?これら材料株に着目しつつ、次ぎなる戦略を練ることにしよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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