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2005/05/02

◆大型連休の谷間らしく、東証1部市場は模様眺め気分の強いまま1日を終えた。朝寄り前の外資系証券の売買注文状況は売りが買いの倍以上となり1880万株の売り越し。目先資金の買い気をはぐらかす格好となった。結果、出来高は10億株割れ!全日取引で10億株割れは昨年8月31日以来160日ぶりのことだ。連休の谷間とあってきょうも6日も決算発表企業は少なく、目先資金には物色の絞り込みが難しくなる。中国人民元の切り上げがいよいよ近いとし、ドルを売って円を買う動きに振れており、一時輸出・ハイテク株の下げが目立つ場面もあった。■米国株は、先週末上下に大きくぶれる展開となり、昨年暮れの熱気が間違いであったかのような不透明感が広がっている。3日の米国・FOMC(米連邦公開市場委員会)後に0.25%引き上げられ3%となりそうだが、目先筋の注目は利上げ後の声明文。利上げをしばらく控えるような意味あいの言葉となれば、市場は活気つくがさて、どうか。また、週末には米雇用統計が発表されるが、これは市場予想を下回る伸びにとどまれば、売り直される可能性が強くなるので要注意。

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◆元気印が多いのは2部市場やマザーズ、ヘラクレス市場。本欄注目のバイオベンチャー株もそのひとつ。タカラバイオ(4974・マザ)が相次ぐ提携発表にストップ高し、◎買い推奨株の総合医研(2385・マザ)は大幅高で年初来高値更新。昨年12月安値を2番底とする上昇基調を描き90万円台からやがて100万円台相場への夢を膨らます場面も期待できそうだ。◎経常黒字転換の可能性もあると発表のそーせい(4565・マザ)はチャートこそいびつだが、4月安値48万円を基点とした上昇基調への転換の可能性も。◎アンジェスMG(4563・マザ)は三角保ち合いが煮詰まりつつあり中期強気継続。■先週、強気したリョービ(5851)が500円で引けてきた。520円にかけて上値ネックラインがあるが、値動きの軽さとチャート好転を背に受け強気で攻めよう。◎佐世保重(7007)は引き続き低位株人気に乗っていけそうだ。◎JCOM(4817・ジャス)も中期強気で攻めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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