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2009/05/12

◆日経平均株価は9298円61銭と6日ぶりに急反落した。TOPIXも885.43と6日ぶりに反落し、前日に回復した900ポイント台を1日ですべり落ちた。11日の米国市場で前週末の相場を牽引した金融株から逆に下げをリードし、NYダウが150ドル以上急反落したことや円高進行もあって利益確定売りが広がった。

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◆主力株が動けなければ、テーマ関連の好需給の全員参加型銘柄として注目されるとしたGSユアサ(6674)が急反落した。クレディ・スイス証券が11日付けのリポートで、「株価が織り込む自動車用リチウムイオン電池に対する期待は非現実的な水準」だと指摘、新規に投資判断「アンダーパフォーム」(弱気)、目標株価330円でカバレッジを開始したことが売り材料視されたのだ。当欄では、4月第4週に、昨年6月に付けた新生上場来高値630円を更新した後、相場が変わったとして注目した銘柄だが、8日高値は、2月の年初来安値363円から倍増超となったのだから、高値波乱は当然。目標株価はともかく、アナリストが新規売り判断したのは当然といえる。確かに、急ぎ過ぎた。■もっとも、株価は、単なる企業業績動向だけでなく、テーマ性、需給の良さ、そして市場環境とのかね合わせなどさまざまな要因で決定されるもの。しかも、企業も株価も「生きもの」だ時の流れのなかで変わっていく。同社株は5月1日現在、2900万株近い売り株数を抱え信用倍率0.76倍となっているのは、同社の業績面からみて高すぎるとの見方から、将来の株価下落を狙った信用の売りが相当数入った結果であろう。株価は上に行き過ぎあるいは下にき過ぎながら推移していく。「株価は非現実的な水準」だといわれても、当欄は、「株価は、投資家のその時点、その時点の総意が決めるもの」と答えるしかない。ただし、ある意味、仕手株は成長株の若き時代の姿でもある。GSユアサが株価に答えることができるか、目先思惑人気の後になに残らなくなるかは、企業の(1株利益の)成長にかかっている。しかも、きょうあすのことではなく、今期、来期、再来期・・の企業成長を株価は夢見る。

◆幕間つなぎは、好チャートもしくはチャート好転期待の個別材料株がいい。日マクドナルド(2702)は昨年12月に、大型新商品「クォーターパウンダー」投入や「やらせ行列」などでマスコミに騒がれるなどして久々に人気を集めた。はしゃぎすぎた結果、調整場面が長くなったが、前週に中期相場の動向を示唆する26週移動平均線を上抜き、きょうは1月29日以来の高値となった。11日発表の4月度既存店売上が前年同月比4.2%増と連続増加したことが好感されたものだ。そして、きょう大引け後発表した今09年12月期第1四半期連結営業利益は前年同期比74%増と大幅増益で着地。あすは、買いが先行し高値波乱なら見送り。あさって以降の相場に期待を持てる展開と思えたときは後場後半に拾いたい。

◆太陽電池関連株で当欄注目のカネカ(4118)が7日につけた年初来高値を更新。連休の谷間の4月28日に発表した今10年3月期連結業績予想で、利益面が大幅回復見通しだったことを背景に5月第1週に52週線を突破、3月安値409円を昨年10月安値に対する二番底とした上昇基調を鮮明化させた。押し目買いで臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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