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2014/06/30

◆日経平均株価は67円10銭、0.44%高の1万5162円10銭と前週末の213円安から反発した。騰落レシオは4日続落したものの134.8ポイントとなお高水準であり、24日に記録した164.1ポンイトが12年12月以来の高水準とあって、行き過ぎの調整過程のなかでなお高い水準といえる。では、調整色が強まる?海外市場の思わぬ波乱だけでなく、基本的には安倍首相の「成長戦略」とGRIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と国家公務員共済などとの来秋一元化予定にからむ国内株のウェイと引き上げを絡めあわせた、政治的な需給相場でここまで上昇してきた。オーバーランを避けつつ上値を窺っていく流れのなかではリスクはそれほど高くないだろうが、相場はオーバーシュートするのが常!サイバダイン(7779)東Mはデイトレーダー達の株価乱高下で損得勘定がどうなったのか?なとということにはまったく興味はない。が、同社の装着型ロボットスーツ「HALL」の普及、拡大に伴う介護・福祉、生活支援にむかう姿勢は応援したい。しばらくは、相場から離れるべきか?

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◆当欄の主戦は、月次統計が発表されていることで、業績への流れなどが読みやすく、身近な消費生活に絡む銘柄・業種群。もちろん、これまで記してきたように、チェックしている銘柄、業種は多く、にわかに、強気になり失敗してしまう例も多い。投資判断は自分流で解釈し直して欲しいものだ。■きょうも、各種消費関連セクターから高値更新した銘柄が多い。●一押しのプリマ(2281)も257円の年初来高値引け。2月安値177円でかろうじて24ヵ月移動平均線に下支えされ、11年3月東日本大震災直後の安値75円を大底とした上昇基調から、ゆっくりではあるが昨年5月高値294円突破を目指す格好は変わらない?●セブン&アイ(3382)も11年3月安値を基点とした24ヵ月線沿いの長期上昇基調から06年2月以来の5000円台回復を夢見る格好にある。●昨年3月4日号でほぼ全面紹介となった片倉工(3001)は今月、「富岡製糸場」が世界文化遺産への登録が決定。さいたま市や長野県松本市の広大な所有地、諏訪湖ほとりの風情ある銭湯・・などを評価する見方もある。12年7月安値620円から、じりじりと下値が切り上がる格好が続いており、1300円台後半が胸突き八丁であり、1300円台割れもしくは1400円台乗せからの買いがベターであろう。

◆そして、伊藤園(2593)、サンマルクHD(3395)、ニトリHD(9843)も高値を更新した。引き続き、先高期待感大!?●昭和30年代の貧しい山村生活のなかで熱湯を注ぐだけで腹が満足した「カップラーメン」を最初に家族で食べた記憶が今も鮮明な日清食HD(2897)の株価は5200円台と過去最高値更新、今も、進化し続ける「麺」商売。かつて親戚たちといったサイパンでは独自のカップヌードルを食し、日本にない味を数種楽しんだ。株価も進化が続くか?は同社製品の開発力と投資家しだい・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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