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2014/05/16

◆日経平均は前日比201円62銭安の1万4096円59銭と大幅に3日続落した。TOPIX業種別株価指数は7日ぶりに全33業種が下落したが、今年16度目の全業種下落だ、逆に、全業種上昇はといえば9回あったにすぎない。■昨年の東証大納会に出席して「鐘」を鳴らした安倍首相は「来年もアベノミクスは買い」と上機嫌だったという。しかし、市場期待のアベノミクス第2弾は未だ空約束のまま・・。前日の記者会見でも披露した「憲法解釈を再検討。集団的自衛権を容認」との持論を実現することに関心は移ってしまったようだ。もちろん、経済や株式・為替市場が悪化必至となれば、腰を上げるのだろうが、その時、期待感が消え去っていなければ良いのだが。大納会でご機嫌だった安倍首相の声が耳に残るなか正月相場は海外ヘッジファンドの裁定解消売りの大攻勢を浴び、早々に初夢が蹴散らされる暴落展開始動。2月初めには、日経平均が長期相場を示唆する長期移動平均線(200日、52週線)を割り込む。その後はリバウンドがあっても、中期線(75日、26週線)に上値を押さえられ、4月10日頃から上値が切り下がる展開。幸い、4月11日に付けた年初来安値1万3960円06銭には130円強余してはいる。いや、130円しか残っていないというべきか?

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◆前日の欧米株安は、欧米景気への先行き不安感が市場を覆ったもの。米金利低下が急なことが嫌気された。ただ、NYダウ、SP500種指数は14日に3日連続で最高値を更新したばかりであり、利益確定売りが出ても不思議はない。とはいえ、米金利の低下、円高ドル安展開が、東京で円高加速ではネ・・。●15日午後取引時間中に好決算発表と併せて利益の100%を配当と自社株買いで株主還元すると発表したアマダ(6113)が2日間で27%の大幅逆行高したのは例外的な動き?いや、株主還元が投資意欲をわかせた例といえよう。もちろん、目先狙いの短期買いを誘ったが・・。●毎年、株主、投資家をバカにした決算予想を発表し、明けてみれば大幅増益着地となるプリマハム(2281)のような投資家泣かせの企業はまだまだ多い・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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