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2011/08/01

◆8月初め、日経平均は前週末比131円高の9965円と4日ぶり反発で始動した。前週末7月29日の欧米株は米債務問題の行き詰まりに加え、米4−6月期国内総生産(GDP)の伸びが予想を下回ったことからそろって下落した。この流れから東京でも株式市場は軟調に始動した。しかし、前場中に「オバマ米大統領が米債務問題交渉で合意したと発表した」と伝わった後は、円は対ドルで小幅続伸したものの対ユーロで4日ぶりに反落。日経平均も上げ幅を拡大した。ただ、債務不履行(デフォルト)は避けられるとの見方が好感され買いが広がり、日経平均は後場寄り後に1万台を回復した。しかし、格付け会社による格下げ懸念が残ることから円、株式相場の上値は抑えられ、日経平均は終値では1万円台回復はならなかった。それでも、TOPIX業種別株価指数は全33業種がそろって上昇した。6月29日以来ほぼ1カ月ぶりのことだ。銀行株が値上がり率トップとなり金融関連が上位に並んだほかは、内需関連、輸出・景気敏感セクター、素材・資源関連とも拡散した。前号では、米国でどうにか合意にこぎつけた場合は短期的に様変わりとなる!と記したが、出来高は20億株に乗ることなく、1日の欧米株動向を見たいと様子見気分が強まったか?

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◆さて、当欄強気の銘柄サイバー(4751)が3日連続急落。7月28日高値30.6万円から5月26日以来の2カ月ぶり安値26万円台半ばまで後退してしまった。3月来の30万円台挑戦が30万円台とび台の戻り待ちの売りがしびれを切らし見切り売りが続いているもよう。さて、知友アナリストは、サイバーの決算は悩ましいものだったという。第3四半期でほぼ通期の営業・経常利益を達成したが、会社は増額修正期待を袖にした。会社側では「増額で着地する可能性は高まっているものの、FXレバレッジ規制の影響が不透明だ」として従来予想を据え置いたという。そして、知友は、前期第4四半期mpレバレッジ規制でFXの収益基準は低かったことから、今第4四半期収益がゼロだとしても、増額修正は堅いところだ。にもかかわらず、会社側が予想を据え置いたことから不信感が増幅している。もっとも、そんなもやもや感はあるが、主力のアメーバについては、利益成長のベースとなるページビューが以前順調に伸びている。前週末からの株価の反応は「増額修正がなかった」ことに対する結果論的反応で、短期的には買いを考慮する水準まで調整したのではないか、と指摘した。テクニカル面でみると、3月以来の30万円台前後の壁を突破するチャンスだったのに失敗したこと。そして、前週の下げで26週移動平均線を割り込んできたことから、短期リバウンド時に引かれ玉は戻り売りとし、もう一段急落場面をみたあと、突っ込み買いすべきか。引き続き、動向に関心を持ち続けたい。●前週末急落の当欄注目ナブテスコ(6268)は急反発し5月12日以来の高値を付けた。前週末発表の今3月期第1四半期連結経常利益が前年同期比36%増と大幅増益で着地したことが買いを誘った。産業用ロボット関節向けで高シェアを有す精密減速装置大手だが、売上高は16%増と好調。大震災により国内自動車産業減産があったが、アジアを中心に景気拡大が続き産業用ロボットの需要が拡大、インフラ投資に伴う建設機械需要を背景に2ケタ増収増益となった。売上高営業利益率が13.5%に高まったことも評価される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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