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2010/09/30

◆2010年度中間期末の東京株式市場で、日経平均は前日比190円安の9369円と大幅反落し、TOPIXも17ポイント安の829と2%を超える大幅反落となった。当欄前日号では、日経平均は9月末、長期相場を見る指標である24カ移動平均線9515円を月末終値として5カ月ぶりに回復して終了する可能性があると記した。しかし、過剰流動性を背景とした米国の相場楽観視の背後で見え隠れしていた、欧州の債務危機・銀行リスクが表面化。29日の欧米市場で銀行株を中心に金融関連株が急落した。アイルランドの金融不安、格付け機関によるスペイン国債の格下げ・・、銀行株から欧州株が下げ、米国でも10月の決算発表を控えアナリストが銀行の業績予想を引き下げ金融株が下落した。この流れを受け、東京市場でも銀行株が下げ、金融セクターが足を引っ張った。加えて、東京外為市場では円が1ドル=83円台前半に買い進まれ、15日に政府・日銀が市場介入して以来の高値を付け、輸出関連セクターも下落した。TOPIX業種別株価指数は全33業種が下げた。これは、8月31日以来1カ月ぶりのことだ。■3月末の日経平均は1万1089円だから、中間期末は15.5%の大幅下落だ。この半年間の相場は、4月5日に付けた1万1408円が期中の高値(終値では同日の1万1339円)。その後、欧州の金融不安が何度も市場をおびやかし、右肩下がりのひどい相場となった。それでも、米国市場は日本よりもずっとましだった。欧米景気は後退が続いているとみているが、米国株式市場では、超低金利が長期にわったたことで生まれた過剰流動性に支えられた、いいとこ取りの相場が続いてきた。しかし、世界景気後退懸念が強まると下げが加速。個人投資家にとって、非常に厳しい相場が内外で続いた。9月調査の日銀「短観」でも、足元はともかく、3カ月先は厳しい業況というのだから、投資家にとっては、まるで逆の格好だ。足元は厳しくても、先行きの展望が見えはじめたから強気になるのが通常のパターンなのだが・・。

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◆自力走行不能に陥った感のある東京市場、「中長期上昇基調の銘柄を買うのですよ」といっても、相場が曲がり角を回ってしまったならば、利の乗った銘柄の利益確定の売りを急ぐのが最初。中長期下値サポートラインを割り込んだ時は、売り急ぎたい。●そんななかも、中期注目株として紹介しているマクドナルド(2702)は企業側にはほぼ問題なく?むしろ、直営からFC化を進める動きにつきたいと思う。あとは、9月高値が6月の年初来高値を抜けていないことが気になるが、26週線や52週線沿いの右肩上がりの相場が続いており、52週線へのマイナスかい離が大きくならない限りトップピックの銘柄としたい。●また、今春来強気してきた調剤大手で後発医薬品製造が本格化する日本調剤(3341)は、200日移動平均線や52週線に下支えされた上昇基調にある。が、6月高値からは30%弱下げており、上値は75日線や26週線に抑えられている。中長期線を割るのが早いか、再び、上昇する余力があることを証明するのが早いのか?を見守りたい。インドなどは後発薬で遅れた日本の市場をうかがっているとの指摘がある。日本の後発薬市場は投資家にも魅力ある市場と筆者は今もみている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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