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2015/06/25

◆日経平均株価は前日比96円63銭安の2万771円40銭と5日ぶりに反落した。ギリシャ支援を巡る会合は開催されたが支援条件で対立、やはり先送りされた。米国株は1−3月GDP確定値が改定値から上方修正されたことを受け、利上げ懸念から3日ぶりに反落した。日経平均が前日に15年2ヵ月ぶり高値を付けていたこともあり、朝方から利益確定の売りなどが先行。10時半頃にプラス転換目前シーンがあったものの、その後は上値の重い動きとなり、大引け前にかけ売られる格好となった。出来高は20.8億株と縮小し様子見気分の強い動きが続いた。18日の2万円割れから、前日に2万1000円に急接近していたうえ、欧米株安から円が3日ぶりに反発展開となったことも重しとなり、利益確定売りを誘った。■ここから引き続き注意していくべきは、超低金利政策下で何でもあり的相場で大暴騰となった中国株の暴落!?指標である上海総合指数は基準値とした1990年12月19日の時価総額を100として算出されているが、昨年6月の2025と長期横ばいの中にあった。8月から騰勢を強め、12月前半に3000、今年3月前半頃まで3300水準を抜け切れなかったが、4月4500水準、6月5日に5131となり、12日に5166.35と最高値を付けた。その後、19日には4478.36と後退、きょうは162.37安の4527.78と3日ぶりに反落して終了した。ギリシャ情勢などを横目に広がる新興市場のバブル崩壊懸念は、米金利上昇懸念が浮上し始めると最悪の驚愕展開につながっていく・・!?

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◆当欄期待のジェイテクト(6473)が5連騰し2006年4月の最高値2615円に迫った。北陸新幹線では新型車両E7系及びW7系にベアリング(軸受)を供給し安全・快適高速走行に貢献、利益面では、主力の北米や欧州自動車向けステアリングの好調や円安推移に後押しされ、今期も会社予想を上回って着地するとの期待感が後押しをする。従来通りの慎重すぎる今期同社業積予想だが、13年、14年には、11月の中間決算発表時に通期経常利益予想を2ケタ増額してきた。今16年3月期も前期比0.8%増の800億円と慎重予想に変わりはないが、6月に入り、クレディ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価は2000円から2800円に引き上げ、中間決算発表時に通期予想を上方修正することや増配の可能性についても触れた。朝方の急騰発進後は、円が対ドルで上げに転じる場面もあるなか、利益確定売りに上値が重くなっての推移となっているものの、06年高値を意識した上値をにらむ構えのまま時間が流れている格好に!●惣菜販売大手のRフィールド(2910)もまた、2001年以来となる3000円台回復が目前となってきた。こちらは、利益確定売りの日がそう遠くはなさそうだ?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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