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2013/11/18

◆週初めの東京市場は日経平均がわずかながら3日ぶりに反落した。一方、TOPIXはわずかに3日続伸。前週末の米国株式市場ではNYダウが3日連続最高値更新するなど揃って主要株価指数が最高値を更新した。加えて、円相場が続落発進したこともあり、朝方から買いが先行し、前場半ばには100円超上げる場面があった。その後、円安場面が続くなかも、前週末に前の週末比1079円(7.6)%高したとあって、当面の利益を確定する売りにわずかながら及ばなかったようだ。加えて、前週後半まであった決算発表ラッシュが一巡したことから、物色要因が消えた感もあり、少々気持ちの高ぶりが静まった?結果、手持ち無沙汰感が市場を覆った感があった。もっとも、明日はあしたの風が吹く。どのような風かは?明けてみなければ分からない。来た風に乗るか?それとも見送るかは、風次第ということか・・。■日経平均は昨年11月13日に8619円の安値を付けた後、同月15日から「入れ食い相場」が始まり、今年5月高値1万5942円まで一気の65%の高騰劇があった。その後、1万5000円台目前で失速しつつも、6月安値、8月、10月、11月安値と下値を切り上げる展開から、前週末、5月失速の日以来の1万5000円台回復を果たしたもの。利益確定売りが膨らんでも当然ではある。東京市場の主役は海外投資家であり、海外株式・為替相場を横目にした個人投資家などが続く。チャート好転から一段上へのトライが成功すればベストだが、事が簡単に運んでしまっては面白くはない・・?

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◆先に紹介した後、最安値圏に沈んでいた今年7月新規上場のフォトクリエイト(6075)が3100株と相変わらず薄商いながら、14日の二番底1755円から続伸した。4000円超の初値は半分以下の水準に下落し、冴えない展開が続いてきた。全般相場とは無縁の小型株だが、ちょっぴり動意したのは9月に2020年夏季オリンピック開催地が東京に決定した日のこと。しかし、その後は、「蚊帳の外」。同社はスポーツ大会にプロのカメラマンを多数派遣し、写真を撮影、インターネットで販売をする。まだ、無名に近く、同社の事業モデルが成功するか?に疑問の声もあり、株価は不安定な状況が続きそうだが、ウォチングを継続しよう。■ファンコミ(2461)(JQ)が3連騰し10月25日の分割落ち後高値を射程圏内に捉えた。前週末15日に13年10月度連結・単独売上高を発表した。連結売上高が前年同月比54.2.%増の21.1億円と年初からの5割超の大幅増基調が続いていることが材料視された。昨年8月度から連結決算に以降した後、同8月度に40.0%増でスタートし、40〜60%台の高い伸びが続いてきた。8月には66.9%増と最高を記録し9月度は60.6%増。10月はやや伸び率が後退したもののなお高水準を維持した。売上高増を牽引するのはモバイル向けアフィリエイト広告サービスだ。10月は前年同月比2.27倍増の10.6億円、パソコン向け同サービスは23.4%増の9.6億円だ!スマ ホ広告関連は●サイバー(4751)(東M)が今期2ケタ増収大幅経常増益となり、株式分割落ち後高値に急接近していることも同社株を後押しする。10月の分割後高値2600円突破なるか?をウォッチングしつつ、買いタイミングをはかろう。●なお、ショーボンドHD(1414)は発射台に乗ったか?9月以降のボックス相場抜けなら、「買い」挑戦すべきか!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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