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2006/04/18

◆住友鉱(5713)が1700円台央の2月以降の16年ぶり高値圏突破に挑んでいる。NY金先物価格(5月限)が17日、18.7ドル高し616.4ドルと25年ぶり高値となったことが背景(同社の業績のカギを握るLMEニッケル相場はイースター・マンデイのため休場)。ただ、同社が菱刈鉱山から金を産出し始めたのは1985年からであり、80年に金価格が史上最高値をつけた時にはまだ開発以前だった。金価格高騰と同社株動意の関係は今回が初めてだ。それでも、菱刈鉱山開発にともなう80年代前半の株価の動きは、<同金山から年間7トンベースで算出してきたが埋蔵量から計算すればまだ半分程度にとどまる豊富な埋蔵量を有している>ことを買ったものだといえる。足元業績はすこぶる好調だ。ニッケル市況高や電子材料好調に加え海外鉱山開発も利益を押し上げる。06年3月期連結経常利益は前の期比65%増の900億円に増額修正され連続過去最高益を更新。1株利益は92.6円に膨らんだようだ。■人気のハイテク株といえば、例えば富士通(6702)はハイテク株相場には必ず顔を出し「IT相場」とハヤした2000年1月には5030円の史上最高値を付けた。同社の過去最高連結経常利益は01年3月期に記録した。しかし、特損を計上しており、1株利益は4.3円にとどまった(経常利益の半分で算出する修正1株益では50.4円、PER100倍)。80年代はいざしらず、90年代以降はハイテク株のイメージが先行し業績が伴わない結果が続いている。これは、NEC(6701)も同様だ。さすがに、近年ではアナリストもかつてのような買いかぶりをせず厳しい目で見るようになった。しかし、ハイテク=成長企業信仰は市場に満ちているが、そうではないことに留意したい。むしろ、商社や住友鉱が海外探鉱で資源を確保することはハイテク企業の役割と同様に正当に評価すべきであろう。もっとも、金や非鉄、原油価格など国際商品が地政学的リスクを背景に高騰し続けているが、いつか分からないある日、突然、一気に逆噴射する可能性は残る。そのことはやはり心する必要はある。それでも、(筆者故郷の愛媛県で江戸時代から昭和に至るまで銅鉱山を経営してきた)住友鉱を金価格が400ドル台央ころから中長期強気銘柄として本欄は推奨してきたが、ホコを収めるのはもう少し先のようだ。

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◆東急(9005)は10日高値後一服だが、4月5日から6日にかけて日足にいわゆる「窓」が開いている。5日高値805円と6日の安値833円の間に開いている。これを埋めにいっても不思議ないが、埋めずに上値を試す動きに転じるとみてよさそうだ。◎本欄の数少ないハイテク株中長期推奨銘柄の浜松ホトニクス(6965)が3月下旬に06年3月期業績予想の増額修正を発表した後、01年6月以来の4000円台回復に向け弾みが付き始めた!◎「おいしい低塩GABAしょうゆ」(500ミリ、1本448円)で健康寿命を願う焼津水産(2812)が値動きの荒い展開を続けている。が、あわてずに中期買いしよう。ちなみに、3月から関東地方、静岡県先行販売のこのしょうゆ。会社側の07年3月期売上計画は1億円。業績に寄与するのは全国発売開始後となる。なお、5月22日から6本セットで通信販売を開始すると発表している。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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