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2010/01/04

◆2010年大発会の日経平均は昨年大納会比108円高の1万654円と反発、堅調発進した。大納会同様に本年より取引時間は通常時と同じ前後場フルタイムとなった。大納会では後半に下げが急となったが、きょうは前場に1万7000円に急接近する場面があった後は、利益確定の売りも出て1万6500円を挟みモミ合う展開となった。09年12月31日の米国市場では、景気回復に伴う米FRBの緊急措置解除は近いとのみかたから、ドル高が進行、一時1ドル=93円台前半までの円安場面もあった。NYダウは120ドルを超える下落となったが、NYでの円安を受け、東京外為市場市場でも、朝方に93円台まで円安が進み、電気機器、機械、輸送用機器、精密機器など輸出関連主力株の堅調展開が目立ち、日経平均銘柄では84%が上昇するなどほぼ全面高商状となった。もっとも、1部市場全体では値上り率66.1%と日経平均採用銘柄の3分の2にとどまった。また、大納会で大幅安した日本航空(JAL)(9205)の再建を巡って、政府などが日本政策投資銀行の融資枠を1000億円から2000億円に拡大することで合意したと伝わり、買い戻しなどが膨らみ、大納会前日の終値である88円(初値は92円)まで21円高したことも、買い安心感を誘った。

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◆楽天(4755)が一時7万2000円台を付けた。06年7月以来のことだ。その年1月に11万9000円を付けた後、いわゆる「ライブドア・ショック」から新興市場は総崩れ。今に至るも厳しい状況が続いている。そんななか、同社株は前号で記したように、6万円台後半の頑強な上値ネックラインを突破。7万2000円台乗せで、12月の昨年来高値も更新した。あわてて飛びつく必要はなく、反動安場面で買うことが出来るとみており、業績好転、チャート好転、受給好転などに後押しされた長期戦とみて臨みたい。●加工食品卸最大手の菱食(7451)は事業が地味系とあって人気はなく、出来高は乏しい。それでも、1999年には株価4倍化の急騰相場をみた。今回は、08年10月に付けた上場来安値1200円が基点。上げ下げしつつ地味に下値を切り上げ、12月には2645円まで付けた。同社株については、何度かテクニカル面で紹介してきた。出来高が薄いことはたしかに買いづらい。が、2200円水準では52週線と一目均衡表の「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が下支えするとみて、当面は、2300円台から買い下がりを狙い、2月中旬の12月期決算・業績予想発表を待ちたい。ただ、2500円台の昨年高値を更新した場合は、打診買いとの姿勢もとっておきたい。

◆クボタ(6326)が870円と反発。一時昨年12月に付けた08年6月以来の高値881円に急接近する場面があった。国内消費不況が長引くなかも、ヤクルト(2267)、味の素(2802)、資生堂(4911)は、中国を中心としたアジア市場への進出効果が業績を下支えしており、株価見直しの動きが広がっている。同社株は、昨年2月安値423円を08年10月安値に対する二番底とし、上昇転換。昨年11月には今10年3月期連結利益面の予想を増額修正し、減益幅が縮小する見通しに。中国、タイなど主要アジア市場での農機などのシェアが高く、内燃機器部門のアジア市場での売上が拡大している。農機、農業関連株として上昇基調を刻んでおり、もう一段上の相場を期待。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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