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2008/06/26

◆東京市場は、「環境関連株」を牽引車とした3月安値からの「ゆり戻し相場」を終えたようだ。当面は<ポスト環境関連株を求めてさまよう相場>か。日経平均株価は26日もまた1万3800円を挟んだ直近安値水準での小動きとなった。米景気・金融機関のサブプライムローンにかかわる追加損失計上懸念、企業業績減額修正懸念が影を落とす。下げ渋りは先物相場に先導されたものであり、実需買いは低水準だ。出来高は連日の20億株割れ、売買代金は2兆円弱・・で物色エネルギー不足は明らか。環境関連かつ仕手材料株の範疇に入る(太陽電池ウエハ切断装置などを手がける)東京製綱(5981)の動きや燃料電池関連株として当欄も大いに持ち上げた新神戸電機(6934)は急失速し4ケタ割れ、市場人気では新神戸電機をしのいだ古河電池(6937)は前日まで過去最高値圏にあったが、26日に至りついに大幅安し東証1部市場値下がり率ランキング2位となる始末。「洞爺湖サミット」直前まで、マスコミ露出度が際立ったことから、最後は、重箱の隅々まで嘗め尽くす低位株の目先思惑相場となり幕を閉じた格好。これらの中から、先行き、第2の大阪チタニウム(5726)、東洋炭素(5310)・・が誕生すると当欄は考えているが・・。それにしても、業績が伸び悩む銘柄はきつい。筆者年間注目株のディーゼル車排ガス規制強化関連株・日本化成(4007)の4〜6月相場は、上値を230円台前半としてピタリと止まり、200円とび台まで沈んでしまう高値モミ合いに終始してしまった。次の相場を待ちたい。

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◆船が風待ちの港で時化(しけ)の収まるのを待つように、「見切り売りは早く、買いは遅く」の姿勢を続けたい。指標株として、26日引け後に新経営目標を発表したソニー(6758)の値動きに注目したい。3月以降の「ゆり戻し相場」において、4月後半から5月にかけて、今期業績予想にポジティブ・サプライズがあった銘柄は、大幅に株価水準を切り上げたが、ソニー、松下(6752)は決算発表の翌日終値からの値上がり幅はごく小幅であり、環境関連の業績好調株の一大叙事詩的相場とは大違いの様相を呈した。再び世界同時株安懸念が強まる中では、27日のソニーの株価が上昇するとは考えにくい。

◆また、26日にNTT(9432)が、一時、1.7万円高の52.3万円まで買われ、2月5日及び6月6日につけた52.2万円を抜く場面があった。終値は51.3万円と上げ幅を縮小したが、ふつうなら27日にも上値を試す動きがあって不思議ない格好であり、52.3万円超まで買われるはずだが、逆に、下ブレするようだと、先行き相場は厳しいと見るべきであろう。

◆そんななか、これまで不人気の「長期下落相場の後に、なべ底を描き、底入れした銘柄」は堅調だ。サンワテクノス(8137)は薄商いも、3月安値からのじり高基調が続き、一時741円まで買われ、200日移動平均線を上抜く場面があった。終値で735円以上ならば200日線突破となり、強気サインが点火する。●オリ酵母工(2891・東2)も631円高値引けで年初来高値を更新。ここで、調整安となれば、いい買い場とみる。●また、ニチダイ(6467・ジャス)は3週間保った26週線の上方カイ離から失速したが、4月二番底からの上昇後初めての調整となるここは買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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