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2005/09/05

◆選挙結果は、選挙前からどういう風が吹いているか、その風は選挙期間中方向が変わることなく、投票日まで迎えたかでおおよそ見当は付く。4日付けで各紙が世論調査の結果を、「与党、安定多数の勢い」とし、「自民、単独過半数も」(日経紙)とした今回は、「小泉風」が強く、2番政党に投票しバランスを測るご意見番の浮動票が民主党に投票する比率が低下する流れは変わらないようだ。もっとも、株式市場はこれまでと同じ方向ということで、改めて買い材料視することはなかったが、上値試しの動きは衰えそうにない。本欄は、来月中旬にかけては秋から年末相場、あるいは来春にかけての相場を控え、利益確定売りを推奨しているが、相場の強さを喜ぶもののいささか戸惑い気味。スルガ銀(8358)、静岡銀(8355)などとともに地銀チェック株で含み資産の豊富さでは定評の京都銀(8369)は8月23日以降、1000円台乗せにアタック中だ。余裕を持った格好で下値が切りあがっており、程なく4ケタ相場に入っていくことは約束されている!?また、損保株が冴えないとの見方があったものの、実際は高値圏での頑強な展開が続いているのであり、三住海上(8752)、損害ジャパン(8755)などある日突然暴騰劇があってもおかしくないチャートとなっていることに注目してほしい。台風14号の動きは気になるが・・中期強気不変。

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◆インデックス(4835・ジャス)は新興市場で時価総額トップ級。投資資金が東証1部市場に流入している状況では出番がない。また8月末に株式分割権利落ちしたばかりで手掛かり難の格好にある。中長期強気に変わりはないが、ここは同様に本欄注目株であり、同社の研究開発部隊であったコネクト(3736・マザ)にがんばってもらおう。1日に続き再びストップ高に買われたが、8月8日に上場来安値を付けたばかり。一目均衡表日足で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限をようやくあす突破するかという段階に過ぎず、その先はいわば青空天井だ。以前も述べたが、携帯電話のシーンは、声のやり取りで始まりメールのやり取りが加わり、様々のサービス提供へと進化が急だ。そのなかで、システム開発で先行するのはインデックスであり同社やサイバード(4823・ジャス)。サイバードは調整期にあるが、13週線の接近、9週RCI(順位相関指数・売買のタイミングを捉える指標のひとつ)の急降下を見た、打診買いを推奨。

◆本欄注目・浜松ホト(6965)が2500円の手前にあった2月以来の上値関門を突破、02年8月以来の2500円台回復となった。武田薬(4502)同様に超長期線のクロス示現後まだ13カ月目と相場が若い。3000円相場に向け強気で攻めよう!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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