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2005/06/10

◆昨夜は、わが四国の母校の後輩・野口茂樹中日投手が楽天相手に347日ぶりの白星を完封で飾り筆者はひとり祝い酒した。「四国のドクターK」といわれた高校時代を含め何度となく肩の故障に泣いてきた99年のMVP投手だが、昨年末にはトレード要員。今年も2軍スタート。2度目の1軍ベンチ入りでやっと白星ゲット。しかし、中学時代から頭角を現した彼も31歳。肩は決して完治した訳ではない。試合ごとに立ち上がりをうまく乗り越えなければ、早々のノックアウトで再び2軍落ちが待っている。テレビ観戦の私は勝っても負けてもただ見て目とDVDに記憶するしかない。まずはバンザイ!である。

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◆きのうの米国便りも東京市場には朗報となった。前日とは逆にTOPIX業種別指数は全33業種とも上昇し、平均株価は前日下げ分を上回る上げ。インテルは2Q業績見通しの上方修正を発表した。グリーンスパンFRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言からは、インフレ抑制に向け「慎重なペース」での利上げを継続し、今月と8月のFOMC(連邦公開市場委員会)で各0.25%の追加利上げ(FF金利誘導目標3.5%に)を行うことを市場は再確認した。また、先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出も終り、思惑要因は消えた。来週16日には四季報が発売される。企業業績から見て日本株は割安感が強い。需給面でこれまで日本株を牽引してきた海外投資家動向が気にはなるが、企業価値に対し時価総額が少なすぎることも日本株買い要因になる。「わけが分からない」ことが唯一の武器であり存在感とする「北朝鮮」という地政学的リスクは日本株買いの大きな妨げになるとは思えない。24カ月移動平均線が平均株価を下から突き上げており、4、5月安値をW底とする夏高相場が期待できそうだが、さて・・。

◆久々本欄復帰は東急不(8815)。大手不動産株の動きが鈍いなか、480円台の上値関門への3度目の挑戦中。週明けにも8年ぶり500円台相場が期待されるチャートとそれを支える07年3月期に向けての業容拡大に注目しよう。◎5月19日号紹介の家電量販店・ノジマ(7419・ジャス)が急騰し、一気に分割落ち後高値を更新。しかし、本格的見直し相場はこれからだ!◎低位株では佐世保重(7007)。続伸し、2カ月半の高値圏もみあいを上放れようとしている。◎筆者こだわりの科研薬(4521)も出番近い。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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