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2007/12/06

◆6日、米国株高と円安を背景に、日本株は勢いついた。なかで、日立(6501)が急騰したが、東芝(6502)、三菱電(6503)は小幅高に止まった。日経平均株価とTOPIXはともに1.7%上昇したが、東証マザーズ指数は日本株指数で唯一反落した。5日は世界同時株高となったが、「よく上がった株・市場は、出遅れ株・市場への乗り換えで伸び悩んだ」のだ。日立に特別好材料が出たわけでなく、東芝、三菱電に悪材料が出たわけではない。日立は07年相場でトップ銘柄になったことはなく手垢がそれほどついていなかった。ビッグサイズな標準的企業ということがとりえ(というといいすぎ?)で、先物と連動して上げたという面もある。そして、この日200日移動平均線にタッチした。一方、今夏過去最高値を付けた三菱電は11月下旬以降の200日線を挟んだ相場で終始し、「事業の選択と集中」で先行し、原子力発電関連として今夏盛り上がった東芝は11月5日に200日線を割り込んだ後はマイナスかい離が続いており、下げ続けている25日線を挟んだ動きとなっている。調整未了が出遅れ要因といえる。また、東証マザーズが下げたのは、11月安値後に鮮明化した「ネット関連株」急騰の反動安であり、出遅れ株買いの乗り換え対象となったため。調整がほしい水準まで急騰していたというだけで、「次の、上昇波が来るまでひと休み」との評価であろう。

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◆6日、欧州株はまちまちの動きだったが、米国株は大幅続伸、円は緩んだ。ブッシュ大統領が13時台(日本時間7日3時台)にサブプライムローン救済策を発表するが、その前に当局と銀行業界が救済策で合意したと伝わるなどしたため買いが先行した。5日は半導体関連株の上げが目立ったが、6日は、半導体関連株も続急伸したが、銀行株、石油株、金銀株の上げ幅がそれを上回った。ちなみに、反落したのは運輸株、公益株。7日の東京市場は、輸出株、銀行株に加え、資源株も人気化するか?

◆日電産(6594)が11月安値からV字型回復。急落直前10月29日の高値にあと60円と迫る8710円まで買われた。HDD(ハードディスク駆動装置)の品薄感が強待っていることが材料視されている。同社株は昨年1月に上場来高値を付けたが、半導体試験装置のアドバンテスト(6857)や「ライブドアショック」の傷が尾を引いたネット関連株をはじめとした新興市場などともに、直近まで「昨年1月天井組」の悲哀をなめた銘柄だ。今夏天井組の非鉄、鉄鋼株、今秋天井組の海運、資源関連株などを売って、出遅れ株物色の流れに乗ったとみられる。同社株は今年前半、相次ぎアナリストが強気レポートを発表するなかを下げ続けてきた。今3月期連結業績は2ケタ増収増益予想で最終利益以外は連続過去最高見通しにある。1万円台乗せへの挑戦が期待される。となれば、●グループ中でデジカメ用シャッターの好調が業績を牽引している電産コパル(7756)は出遅れ感が強く、見直し相場が期待されてよい。■当欄中長期注目株の浜松ホト(6965)は4000円を前に、1年半6カ月高値モミ合いが続いてきたが、6カ月移動平均線、12カ月線、24カ月線が3600円台で収れんしてきた。上下どちらかに放れる時が迫っているのだ。24カ月線が下から突き上げているここから、5000円台相場を目指し強気で攻めるべきであろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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