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2007/12/25

◆25日はクリスマス。アジア・太平洋16主要市場中、株式市場が開いたのは日本、中国、台湾、ベトナム、タイの5市場のみ。その成績は、総選挙が終ったタイが急騰し、日本は急反発。中国・上海総合指数、台湾が反落し、ベトナムが続落とまちまち。日経平均株価は、24日の欧米株上昇やドル高円安を背景に急騰発進したが、クリスマス休暇の海外勢の動きは鈍く、その後は、高値圏で終日こう着状態となった。もっとも、鬼のいない間の何とかやらとばかりに、海運株、不動産株・・など、直近、大きく値を下げていた業種・銘柄に個人投資家を中心にした目先資金のリバウンド狙いの買いが広がった。とはいえ、TOPIX33業種別株価指数の星取表が31勝2敗(水産・農林、電力・ガス)、日経平均も300円弱上昇した。しかし、値上がり銘柄数は1087(値下がりは524)と思ったほど多く無かった<日経225銘柄の星取り表は195勝22敗8分け!先物主導の流れとなった結果>。方向性は定まらず、東証1部出来高は14.1億株、売買代金に至っては1.63兆円、昨年12月25日以来ぴったり1年ぶりの低水準に終った。■一方、再び厳しい状況に?と懸念されるのが、9月安値から反騰に転じた東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数。ともに、11月の安値水準を割り込み、失望感がひろがりつつある。これで、9月の年初来安値を割り込むとなると、再失速が必至。

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◆今年、前半の世界市場をリードしたのは、石油など資源や貴金属、穀物・・などの高騰する国際商品市況関連セクター、後半は、サブプライムローンに世界はおびえ調整色を強めていった。NY石油先物は11月23日に終値ベースで1バレル=98.18ドル(1月18日は50.48ドル)の史上最高値を更新。ロンドン金は11月8日に1トロイオンス841.1ドルまで買われ、史上最高値が目前に迫った。中国・インドなど新興国の経済急成長がリードしたものだ。鉄鋼が動き、エネルギー資源が往来する、この日値上がり率ベスト10に太平海(9123)、第一気(9132)が食い込むなど、値上がり率トップとなった海運業だが、今年の相場で何十年分の株価上昇を記録した?●金とニッケル市況が追い風となった住友鉱(5713)もこの12月月足は24カ月線に下支えされているが、これを割り込むとなれば終息にむかう以外に道はなさそうだが・・。

◆さて、投資ファンドが大量保有している銘柄に的を絞った動きが見えつつある。25日付け日経新聞朝刊で、英資産運用会社シルチェスターが大量報告書で保有していることが判明したマツキヨHD(3088)が、HD化して上場した後の最高値を更新した。背景には、先にも記したように、「ドラッグストア、調剤薬局交えての業界再編の動きが急」なことがある。●また、フジテック(6406)は、米系投資ファンドから経営陣と従業員による企業買収(MEBO)を提案されていたが、この日、米オーチス・エレベーターの親会社である複合企業が、そのMEBO提案会社から株式を取得して筆頭株主(15.97%)になったと発表した。午後の取引時間中の発表で、前場からじり高していた同社株は66円高の678円引けとなった。上場会社の知らないところで、海外勢同士であるいは国内勢を通じて突然大株主として登場、上場会社に迫る構図が増えそうで、再編が急な業界は多く、市場は思惑を膨らます!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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