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2010/09/08

◆4月5日にリーマンショック後の高値を付けた後、東京市場は市場エネルギーが乏しいまま、厳しい後退戦が続いている。日経平均はこの日、前日比201円(2.2%)安の9024円と大幅続落し、一時9000円割れ場面もあった。TOPIXも続落した。欧州金融機関への不安が再燃して前日の日本市場で円が急騰し、株安で終った流れは、欧米市場でもリスク回避の流れが広がりユーロ安、株安と続いた。そして、今朝の東京市場ではさらに円高が加速、昼過ぎには55銭高の1ドル=83円34銭と1995年5月31日以来15年3カ月ぶりの高値を付けた。また、対ユーロでは1円50銭高の105円80銭と8月25日以来の105円台を付けた。アジア・太平洋株式市場も大半が下げ、東京では、輸出関連株、素材・資源関連株、金融株が下げを先導し、TOPIX業種別株価指数は全33業種中32業種が下げ、1業種空運のみが前日比変わらずで終るのがやっとだった。■欧州金融機関のストレステスト(健全性審査)が甘かったことは当時から知られていた。また、米国では過剰流動性を背景に、景気後退を示す指標の発表が続いても、「市場予想を上回った」といっては、自分達の身長以上に高くなったブロックの上に更にブロックを積み重ねようとし続けてきた。いったん、自分の身の丈までブロックの高さを調節しなければ、ブロックは積み重ねるのは長く続かないはずではないか。それでも、身の丈以上の高さにもなお積み重ねようとするエネルギーは感じることが出来る。しかし、日本市場は?出来高は日経平均が年初来高値かつリーマン・ショック後の高値を付けた4月に月間で460億株を記録した後、4カ月連続で減少。4月の1日平均出来高21.9億株に対し、今月はきょうまで1日平均15.2億株と減少している。売買代金に至っては、きょうまで1日当たり1兆641億円にとどまる。最低でも1兆5000億円〜1兆7000億円はなければ、継続的な上昇基調は描けないが、海外からの資金流入が減少し、国内勢は模様眺めが続く。日本市場でなくても投資先がある結果であろうが・・。

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◆日本調剤(3341)が瞬間的に193円高の2959円を付ける場面があった。さすがに、その後は上げ幅を縮小したが、200日線からの上放れを計ろうとした格好となった。同社は8月に後発医薬品の工場をつくば市で本格稼働さす予定だったが9月に伸びた。マスコミにも披露するとの話しが聞かれたが、これは確認できなかった。ただ、工場稼働となれば、後発薬の自社工場生産比率が高まり、コスト低減効果など収益拡大期待につながる。このことが追随買いを誘った?ただ、6月高値からの下げはきつい。200日線が下支えしている間に、6月高値からの亀裂をどれだけ修復できるかがポイントとなりそうだ。●同じく200日線沿いの上昇基調が続くマクドナルド(2702)も上値を試す動きが続いている。8月度月間全店売上高が今年3月を上回り創業来最高を更新した。店舗数は3月比277店、7.6%減ったが、同来店客数は8.9%増、同客単価も0.2%増とプラスを維持するなど好調に推移し、1店当たり平均売上高が増加したのだ。●同様に、中長期船沿いの上昇基調銘柄、全日空(9202)、ゼンショー(7550)、あみやき亭(2753)、シスメックス(6869)、浜松ホトニクス(6965)などのウォッチングを続けよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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