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2009/08/14

◆日経平均は80円高の1万597円と続伸。11日の年初来高値を3日ぶりに更新した。先のFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で、景気は底打ちしたとの認識が示され、7−9月期に景気後退から脱すると米国の「お気楽」ムードが一段と濃くなってきた。そして、海外投資家の買いにより一向に下がる気配を見せず、着実に上値を追う日経平均の動きを見た我々もまた、景気回復が続いていくとの幻想、夢が膨らむ・・。

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◆週明け17日発表のGDPが5四半期ぶりにプラスになるとの市場予想が当たれば、1万1000円を目指すコースに舵取りしようとする場面が見られよう。気になるのは、中国・上海総合株価指数の動きだ。8月4日に3478ポイントの戻り高値を付けた後、反落。きょうは一時3039ポイントまで下げた。昨年10月28日安値1664.9から今年8月高値までの上昇率2.09倍は日経平均の52%高、NYダウの3月安値から前日までの43.5%高を圧倒する。もちろん、それ以前の未体験の暴騰暴落の繰り返しで、比較は無意味との見方もある。しかし、今や世界における中国経済の存在感はまったく違った巨大さであり、不気味さも持ち合わせる。昨年10月の世界株式市場大底からまもなく1年がたつ。9月に入れば3月安値からでも半年。日柄からは先行き慎重になることも必要。もちろん、足元、下げ強いのは待機資金が旺盛だからであろう。「噴き値売り、下値サポートラインまでの突っ込み買い」を基本とする時間帯が近づいたとみて、準備しよう。

◆買えるのは、ゆっくりではあるが移動平均線沿いに下値を切り上げ続ける銘柄。東芝プラント(1983)はきょう1251円まで上げ、07年8月高値1249円を上抜いた。ここからは、いったん、利益確定売りもよし、93年高値1430円を目指すもよしか。

◆介護関連株星取表は7勝2敗。通所介護施設運営が主力で高齢者専用賃貸住宅に力を入れるケアサービス(2425)が出来高57株で5000円高の7万3900円ストップ高となり、あと、ストップ高気配で13株の買い注文を残した。今10年3月期は2ケタ増収大幅増益予想にあり。PERは12倍台にとどまる。薄商いの怖さはあるが・・、注目。主戦のニチイ学館(9792)は1円安だが、1000円固めが続いている。油断できないのは、7月21日の分割落ち後高値1069円からわずかながら上値が切り下がっている点。いったん下げると、75日線の910円台水準まで値幅整理があっても不思議ない。その下は750円台にある200日線ががっちり下支えするが・・。●介護付き有料老人ホーム運営が順調拡大のメッセージ(2400)。7月安値時に続き8月も下値は25日移動平均線が下支えし、上昇基調を刻んでいる。もちろん、全体ガラが来た時は75日線や200日線まで大きく売られる可能性は大だ。が、企業成長と割安感が下支えしてくれるとの見方は不変。

◆半導体関連株では、350円前後が目先上値関門となっている大日スクリーン(7735)を引き続き注目している。下値は通常は25日線が支え、急落時は75日線、暴落時は200日線が待つ構え。今週、今10年3月期業績予想を大幅に減額修正した。経常損益は150億円の赤字予想から235億円の赤字見通しを示した。半導体製造装置の不振が響く。が、構造改革の実施と洗浄装置のシェア拡大に期待する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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