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2012/07/20

◆NEC(6701)が4円安の99円で週末を追えた。1957年(昭和32年)以来55年ぶりの100円台割れだ。ソニー(6758)は6月に4ケタを割り込み、きょうは954円まで下げたが、これは、筆者が証券会社に勤める1年前で「黄金の年」と言うべき1968年(昭和43年)以来の安値水準だ。が、NECの株価水準は、筆者小学校6年生時代以来の安値水準となる。7月の今頃は、谷底を流れる川まで下りて行き、世間のことなどまるで無頓着であり、ひたすら川遊びに夢中になっていた頃だ。日清食品が「チキンラーメン」を発売したのはその翌年58年(昭和33年)のことだ。丼の中にチキンラーメンをおき、鳥小屋から1個持ってきた卵を割りラーメンの上に乗せ、湯をかけて皿でフタをして3分待って、ご馳走さま。ネットを見ると、1袋35円だったという。母が1日働いてニコヨン(240円)の土方の日当では、子供4人が食べれば、残るのはわずか・・。我々子供たちはそんなことはつゆ知らず、おいしいといいながら食べたのだが・・。今は、そんな時代以来の安値水準に戻っていく不幸な時代か?高度成長期で昭和元禄といわれた時代があるが、1968年はそのまっただなか。チキンラーメン時代、四国の山村から、東京に行ことは夢のまた夢だったが、68年には新宿のディスコで仲間たちと朝を迎えては、高田の馬場のアパートに皆でぞろぞろ歩いて帰るか、夏だと、始発電車で湘南の海に向かうかのどちらか・・。山と川、雑木林・・自然以外に何もない山村の生活と人工物で満ち溢れていた新宿・(大学のある)お茶の水の生活はまるっきり正反対の日々となったが、その分、新鮮で面白い日々ではあった・・。今は、ただ、懐かしむしかない!?■NECがそんな古い時代の株価に戻り、ソニーが昭和元禄時代の株価に退潮したのはひとつの時代を通り過ぎてしまった結果かもしれない。そうであれば、かつての輝きを取り戻すには新しい会社を興すよりも、とてつもない力と知恵が必要であろう。それとも、解体に向かうしかない・・。これは、この2社に限らない話だが。

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◆世界景気の先行き不透明感が強まるなか、閉塞感が高まるこの国の(日経平均)株価チャートは1989年末に3万8915円の大天井を打った後、23年目となる今もなお、先の見えない長期下落基調から脱しえていない。また、脱出用の鍵が見つかっていない。そんななか、攻めることが出来るところから攻めていこう。ここまで小売・流通、外食など内需関連を中心に銘柄を取り上げてきた。失敗の例は数え切れないほど多い。一方、それなりに得たものもある。引き続き、慎重かつ時に大胆に攻めていく陣を張りたいものだ。明日は、知友アナリストの出版記念のミーティングがある。新しい知恵の実が結ばれるか期待して出かけることにしよう。

◆前号で記したシスメックス(6869)、ウェザニュズ(4825)とも、きょうの終りかたは悪くはなかった。シスメックスは年初来高値圏のここからどう動いていくのか、ウェザニュズは上場来高値圏にある。いったん、新たな買いはともに見送り、ウォッチングしよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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