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2004/10/19

◆千葉銀(8331)が4月以来の高値水準に買われ、静岡銀(8355)は活況裏に5日ぶり急反騰で12日の直近戻り高値を更新・・などと主力地銀株が高く、京葉銀(8544)も年初来高値を更新した。一方、メガバンクは冴えない展開で終始。目先資金は、3日間で95%上昇の古河電池(6937)や7年ぶり高値に買われた太平工(1819)などの低位株のほか、値動きの軽い地銀株を積極買いしたのだ。もちろん、米国ハイテク株が半導体事情の悪化(9月の北米半導体製造装置BBレシオの1倍割れ)をよそに、時間外で堅調だったことから、東京市場でもハイテクセクターは久々反発。とはいえ、松下やシャープなど主力デジタル家電関連株は蚊帳の外。メリルリンチ証券の世界ファンドマネージャ調査で、日本株は今後1年間で最も強気としたい市場として7カ月トップにあったが、きょう発表の10月分でついに8カ月ぶりにその座を新興市場に譲った。

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◆きのうは1日売買で今年最低の売買代金にとどまった。「閑散に売りなし」といわれるが、米国頼みが限界のなかでは目先反発はあっても上値は限定的か。鉄鋼、自動車、海運、資源・エネ関連、商社、メガバンクなどここまでのリード役に代わり新たな人気セクターが誕生すれば話は違うが、自分得意の銘柄と市場体温計銘柄などに引き続き注目。■じり高から年初来高値更新の日ピス(6461)はようやく2段エンジンに点火した。自動車関連ではユニプレス(5949)の三角保ち合い上放れが近づいた。鉄鋼&自動車関連のトピー工(7231)は日足ベースの一目「雲」上限382円引け値突破から再評価の動きに期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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