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2012/12/13

◆13日、欧州株式市場は主要市場がそろって上昇した。が、値上がり率上位となったのは1.1%高したイタリア、2位がポルトガルで0.9%高、3位は0.8%高のスペイン(そして、0.16%高にとどまったギリシャ)と債務問題で苦しむ国の市場だった。ギリシャが額面319億ユーロの国債を償却し、金融支援継続の条件を満たしたことからユーロが上昇、欧州株はそろって続伸したものだ。そして、アメリカ時間、米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的金融緩和の強化策を決定。失業率の数値目標導入、新年から毎月450億ドルずつの長期国債購入・・などを発表した。ただ、米株式は小幅でまちまちの動きとなった。

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◆そして、日本時間・・、東京外為市場では、日銀も追加の金融緩和を実施するとの見方が一段と強まったことから、1ドル=83円台半ばと3月下旬以来ほぼ8カ月ぶりの円安シーンが展開。そして、日経平均株価は前日比161円高の9742円と大幅続伸し、4月5日以来約8カ月ぶり高値となった。業種別株価指数は全33業種中24業種が上げ、8業種が下げた(1業種は前日と変わらず)。値上がり率トップは海運、2位は市場活況期待の証券・商品先物、3位は輸出関連から電気機器、4位精密機器、5位金融緩和が追い風となる不動産、7位機械、8位保険、9位輸送用機器、10位ガラス土石でも1.68%の大幅高であり、輸出関連が上位に目立ち、金融・不動産関連が続いた。ファストリ(9983)、ファナック(6954)など日経平均指数で寄与率の高い銘柄にヘッジファンドなどの仕掛け的な買いが入り、日経平均がカサ上げされた感もある。積み上がった裁定買い残高には引き続き十分注意をはらいたい。パナソニック(6752)は06年4月高値2870円から今年11月には376円と1974年以来の38年ぶり安値に沈んだのだから、もう、昔の「松下さん」ではなくなったものの、結構なリバウンド相場があっても不思議はない。が、戻り相場には戻り相場の限界がいくつもある・・。

◆しかし、当欄がここまで注目をし、新年も注目している内需関連は?この日の値下がり8業種となりあるいは値上がり率下位グループに沈んだ。国内消費不振に加え、円安に伴う輸出関連を中心とした景気敏感株人気とあって、カヤの外状態となった。市場出来高は前日比8.3億株増!の27.7億株と3月9日以来の高水準で、本年4番目の大商いのなかでの失速だ。明日は先物・オプションのSQ算出日だが、その後の展開に注目。といっても、下げに下げてきた輸出関連のリバウンド相場続きそうだ。が、当欄は、様子見。新年に向けて、注目各社の業容とテクニカルを再チェックしよう。■やはり、新年は、ショーボンド(1414)、セブン&アイ(3382)、そして、ウォッチングを続けてきた日本の小売業を支え流通を担う卸売会社、三菱食品(7451)、加藤産業(9869)になお期待する。●ショーボンドに引き続き注目するのは、日本の道路、鉄道など公共インフラは今後、新規施工よりも、高度成長期に建設してきたインフラの補修、点検、強化工事・・などのウェイトが一段と高くなっていくことが背景。自民党では国土強靭化計画といっているが、時間と金がかかる話。国に金が無ければ、日本のインフラはただ荒れていくばかり・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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