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2009/12/01

◆12月相場最初の日、日経平均は後場急騰に転じ、前日比226円高の9572円と続騰し、7日ぶりに9500円台を回復した。30日の米国市場でNYダウが反発。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の信用懸念が後退したことを受け金融株が買い戻され相場を牽引、ドル下落を背景にNY金、原油先物が上昇したことから素材・資源株も買われた。■しかし、前場の東京市場では、前日の急反騰を受け戻り待ちの売りなどに押された。そして、後場、日銀が14時から臨時に金融政策決定会合を行うと発表したことを受け、東京外為市場で円が急落し、金融の量的緩和などを期待した買いや買い戻しの動きが活発となり、ほぼ全面高商状となった。■日銀会合では、10兆円の新たな資金供給手段を導入する、担保は全適格担保を対象とする、政策金利は0.1%を据え置く・・と決定。円は一時87円台後半まで下げたが、決定内容が判明した後は失望の声が広がった。17時時点では87円割れ水準と下げ渋った。あすの市場では、戻り待ちの売りが優勢となりそうだ。

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◆地味系で着実に下値切り上げ型チャートを描いている銘柄の押し目あるいは突っ込みをまって狙う構えを崩さず、無理をしないで個別に攻めたい。冒険は余裕含みとなった後ですればよい。あるいは、ロスカット価格を設定した上で参戦すればよい。だが、きょうの銘柄はそうではない。高値更新銘柄もしくは高値圏の銘柄ばかりだ。いまさらの感があるしリスクも高い。■新興市場で時価総額上位の銘柄で、東証1部市場の沈滞時にと注目した楽天 (4755)は、朝方に7万円台を付けた。2006年8月以来の7万円台回復だが、その後、利益確定売りと、日銀の臨時会合期待に1部市場が活況となったこともあり、前日比変わらずで終った。7万円台回復でいったん、利益確定売りなどに押される場面がありそうだ。ただ、3年数カ月ぶりに7万円台を記録した勢いは、今期経常利益最高更新見通しの同社株をなお高値へと押し上げるとみてよさそうだ。引き続き、「押さば買え」の姿勢を守りたい。●また、ユニチャーム(8113)も前場早い時間帯に9070円の上場来高値を付けた。9000円台乗せでいったん利益確定の売りが出ても不思議ない。ただ、業績好調を背景に、8月末に初めて8500円台を付けた後に3カ月間も下値を切り上げつつも概ね8000円台での保ち合い相場を続けてきた。ここは、突っ込みを待って拾っていくべきであろう。

◆加藤産業(9869)に続き、加工食品卸最大手の菱食(7451)が年初来高値を更新した。ともに10、11月の安値から20%超上昇しており、今は高値掴みの恐れが強い。だが、昨年10月安値を基点にゆっくりではあるが下値切り上げチャートを引き続けている。両銘柄とも筆者の知友であり既に証券会社を離れ独立したアナリストが長年付き合ってきた銘柄であり、なお、「面白い銘柄」と語る銘柄でもある。加藤産は先に紹介した。菱食はPER割安感が乏しい、しかし、今12月期連結営業利益の続急回復に続き、来10年12月期も2ケタ前後の増益が予想される。当欄は買いサインのタイミングを出せずにいたが、出遅れたここから、ウォッチングを開始したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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