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2005/01/20

◆企業業績への懸念から米国株が大幅続落。東京市場では朝寄り前の外資系証券の注文が大幅売り越となった。個人投資家の回転売買と海外投資家の継続買いがうまくマッチして平均株価は1万1500円台に乗せるなど堅調展開が続いてきた。が、海外投資家の大幅売り越を見て、個人投資家も売り急ぎ全面安商状。平均株価だけでなくジャスダックやマザーズ指数も大幅下落となった。市場体温計の大手銀行も週足陰線を引きそうだ。みずほFG(8411)は昨年大納会の戻り高値から6.8%の下落。3週連続陰線が確定的になった。きのうも指摘した通り問題はあす動きと、来週の週足が小さな陽線もしくは下ひげの長い小さな陰線となるかだ。ここで、大きく下押すようでは先行きは厳しい。来週本格化する日本企業の昨年10〜12月期決算の出方に注目したい。

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◆きょうの全面安商状をほくそ笑んでいるのは、6日付けの本欄で指摘した仕手筋のリーダー加藤氏。沖電線(5815)は前日比60円高の700円引け。12月24日に830円の90年9月以来14年ぶり高値に買われた後、4週間目のきのう545円安値まで34.3%の大幅下げと大振るいにかけ、その直後からの猛反騰だ。同氏が手がけているといわれる丸山製(6316)、東光電(6921)はともに6日の高値から2週目でおとといからきのうにかけ底入れ反転。沖電線があすも続伸となれば、両社株とも目先資金が放っておかないだろう。きょうのように全般状況に関係なく動けるものを手がけようという流れになれば仕手筋は一気に攻勢をかける。■ダイニック(3551)は26週線の下値支持ラインにタッチ、9週RCIが急浮上中だ。今3月期7期ぶり復配の有機EL関連株で来期EPS31円。株価400円割れのここから強気したい。◎東邦チタン(5727)、浜松ホトニクス(6965)、ラサ工(4022)は中期強気不変。押し目買い!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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