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2008/11/20

◆19日に米国株が崩落、NYダウは2003年以来5年ぶりに8000ドルを割り込み終値で年初来安値を更新した。20日の世界株式市場は、アジア、欧州・・と相次ぎ大幅下落した。20日にはNYダウが7800ドルを割り込み、10月10日につけた取引時間中の安値7882.51ドルをあっさりと更新。NYダウの大底を探す苦しい旅をまた始めなくてはならなくなった。発表された10月の住宅着工件数が1959年の統計開始以来で最低となったこと、そして、同日に発表された10月の消費者物価指数もまた1947年調査開始以来の低下率最低を記録したことで、米国でデフレ懸念が強まったことが背景だ。ただ、1990年台にバブルを経験した日本に住む投資家や我々は、米国もそうなるだろうと見ていた。

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◆米国株の下げをリードしたのは住宅バブルの主役である銀行株など金融関連株であり、公的資金の投入を要請している自動車関連株だ。そして、東京市場でも、金融関連株、不動産関連株や米国景気低迷と円高進行でさらなる業績悪化が懸念される自動車関連株、エレクトロニクス関連株、精密株・・など主力株が先導した下げが止まない。■日経平均株価は10月28日に取引時間中の安値6994円90銭をつけており、NYダウとは違って「底割れ」の格好とはなっていない。しかし、11月5日に9521円まで戻した後、25日移動平均線が上値ネックラインとなり、じりじりと値を下げている。底値形成に向かう鋭角的な下げは見られず、二番底は確認できていない。

◆10月安値が大底だと言い切れない、というところから21日以降の年末相場に立ち向かっていかざるを得ない。といっても、ほとんど銘柄が右肩下がりの負け戦のチャート。打診買いさえままならず。企業業績の一段の悪化を覚悟した投資家には、日経平均指数採用225銘柄の今期予想PER13倍台、PBR0.95倍台にも「割安感あり」という言葉もでない。

◆20日の東証1部市場では9銘柄が年初来高値を更新したが、当欄紹介銘柄でツムラ(4540)、CCC(4756)、リソー教育(4714)がそのなかに入っており、靴卸・小売のABCマート(2670)が06年2月以来の高値を取ってきたことはうれしいこと。しかし、10日に06年1月以来高値210円をつけたプリマハム(2281)が200円を挟みモミ合った後、きのう、きょうの2日間で当欄が下値ポイントとしてきた160〜170円ゾーンへと急降下した。高値更新組には利益確定売りリスクが高くなるから油断は禁物。プリマは25日線を割り込み、21日にこの水準で終れば、週足は長大陰線となり、下値のメドを13週線の130円台前半〜75日線の130円台後半まで引き下げることが必要となる。もっとも基本は中勢上昇基調との見方を変える必要はない。また、こんな状況下だからこそ、長期低迷から脱して中勢上昇基調に入って1年半以上の時間を経過していない銘柄をピックアップして強気していく必要があると見ている。とはいえ、今は、買い急ぐ必要はまったくない相場であることも確かだ・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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