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2013/11/27

◆28日の米国市場は感謝祭で休場、翌29日は短縮取引と祝祭ムードのなか・・。26日のNY株式市場は相場過熱感に加え、消費関連指数が予想に反して鈍化したことが嫌気され、引け際に一気に下げに転じていった。■前日に4日ぶりに反落した東京市場はこの日、為替の円高推移が嫌気され利益確定売りに押され、模様眺め気分の強いなか続落した・・。前号でも記したショーボンド(1414)はこの日、4790円とホールディング化後最高値を更新した。しかし、その後、全般軟調展開に転じた後は上げ幅を大きく消し、小幅高で終了した。当欄は、26週線沿いの中勢上昇基調が続く間は、「強気」を継続するとしてきた。問題は、株価が11年安値1600円から(10円足りないものの)3倍化したこと。今期の利益の伸びが鈍いのは、13年度の予算の成立遅れが響いたこと。受注残高は横ばいとなり、公共施設の耐震補強工事も需要が一巡したため。ただ、採算を重視した受注活動で売上高総利益率は改善しており、営業利益から純利益まで増益基調にある。2020年東京オリンピック関連工事の具体化はまだまだ先のこと。中勢上昇基調がなお続くかどうかをウォッチングしていこう。■3Dシステム関連銘柄も言い出したのが遅すぎ、との指摘があったが、群栄化(4229)、MUTOH(7229)とも「三角保ち合い」中のチャートが下放れし始めた時は撤退と決め、上下どちらに放れるかをウォッチしよう。

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◆APカンパニ(3175)が4日ぶりに急反発した。2200円を挟みもみ合う展開となるなか、上値を試す動きが続いている。9月以降、重しとなってきた200日線クリアが鮮明となったところから打って出よう。7日発表の14年3月期第2四半期累計(4−9月期)連結経常利益は前年同期比19%増の4.3億円に伸びた。しかし、通期計画に対する低伸長率や同時発表の10月度既存店売上高が前年同月比マイナスに終ったことから、発表直後には1869円と大幅安場面があった。そして、今、再び、200日線クリアに挑戦し始めたところだ。■日本の問屋は永遠なり」(共著)を昨年発表した有賀泰夫食品・流通アナリストは、同社のビジネスモデルは産地と結びついて生産委託契約を行い、安定的に高品質な原材料をローコストで調達することで競争力を高めるというもの。原材料を鶏中心とした塚田農場という業態、鮮魚では四十八(よんぱち)漁場という居酒屋を首都圏で運営する。若者が多い街で、客単価は一般的な居酒屋よりもちょっとだけ贅沢な価格帯を狙って出店する。そして、10月の既存店売上高の悪化は台風の影響によるもの。「なんと言っても居酒屋業態は12月の出来が左右する。短期的な業績はその影響を受ける」と指摘する。今冬の忘年会シーズンの成績が分かるころには株価は方向が決定している!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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