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2005/04/21

◆平均株価は3日ぶり反落となった。しかし、きのうの本欄では続伸したにも関わらず「これでは底入れ感は生まれない」などと悲観的トーンで埋まっていたが、きょうは違う。急落後に戻し下ひげ足が出現。「安値圏での下ひげの長いローソク足は、底入れのサイン」という<基本中の基本の日足>が生まれたからだ。原則通りだと、米国株の下振れリスクや中国の週末反日デモでの暴動再現への不安感はあるものの、テクニカル面は目先買いを示唆している。さて、米中絡み以外でここから問題となるのは、(1)きのう富士通が前期決算見通しを減額修正したことから、ハイテク株への業績に不透明感がでたとの見方。(2)指数算出に絡むイレギュラー。まず、(1)に関しては、前期業績はともかく、多くの企業は今期見通しで慎重な数字を出してくる可能性が高いと見られている。これは産業用だけでなく民生用エレクトロニクスも同様。特に、上期に対する慎重姿勢が目立つはずだ。しかし、株価は半年から1年先まで織り込むとの観点に立てば、ハイテク株は今上期までの減速は昨秋に織り込み済みと見てよい。ただ、下期はこれから織り込みにいくので、下値リスクとして残る可能性がある。これについては、例えば、半導体製造装置セクター。野村証券アナリストは今秋を稼働率のボトムと考えこの4〜6月が投資タイミングとみてセクター判断や東京エレク(8035)の投資判断を「強気」に引き上げた。一方、ドイツ証券では逆に、東京エレクの「売り」を継続するなど判断が分かれている。(2)に関しては、先のカネボウの上場廃止リスク回避で指数先物に売り圧力がかかったが、イトーヨーカ堂(8264)はきのう持ち株会社設立を表明したことで8月の上場廃止、9月の持ち株会社上場となるが、持ち株会社上場にともない既存銘柄に売り圧力がかかるなど波乱要因を抱える。イトーヨカは一時ストップ安となったがこれは株式移転比率にさや寄せした結果。とはいえ、既存株主には突然不幸が舞い降りたようなもの。訴えたいと思った投資家もかなりいたという。■きのうも強気した田村大興(6675)が高値更新。一段高に期待。◎佐世保重(7007)も頑強。強気で攻めたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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