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2010/03/05

◆3月第1週末の日経平均は前日比223円高の1万368円と9日ぶりに200円を超える急反発となり、週末終値として6週間ぶりに26週移動平均線を回復した。日銀が追加金融緩和策の検討に入ったとの報道があったうえ、東京外為市場で円が1ドル=89円台前半と3日ぶりに反落したことからほぼ全面高商状となった。TOPIX業種別株価指数は前日とは逆に全33業種中32が上昇し、1業種(ガス・電力)が下げた。海外市場では、4日発表の米前週の失業保険申請件数が前の週比減少したことを受けドルが対円で上昇、ギリシャ支援に対する否定的発言などからユーロは対ドル、円が下落。NY原油先物・金先物など商品市況が下げた。時価総額は4兆4601億円増の304兆9554億円と増加し、2月4日以来1カ月ぶりの高水準となった。今週1日〜5日トータルの「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文株数」は、買い株数7740万株だったのに対し売りは8500万株で、差し引き760万株の売り越しだった。

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◆来週の内外タイムテーブルでは、海外は、10日(水)の中国2月貿易収支、11日(木)、ブラジル10−12月期GDP、そして、中国2月消費者物価、小売売上高、鉱工業生産、1−2月都市部固定資産投資。米前週の新規失業保険申請件数などが注目される。■国内では、9日の1月景気動向指数、10日、1月機械受注、そして週末12日の先物・オプションSQに絡む動きに注目したい。■金融緩和報道、円安を背景に買いが広がり26週線を回復。5日に発表される米2月雇用統計への悪化懸念は前週の失業保険申請件数の減少で後退した。が、結果は?ただ、日銀の金融緩和(観測)が円安誘導につながっていけば、輸出関連株の買い直しが予想され、金融・不動産関連セクターにも追い風となる。3月決算月の相場は、07年、08年、09年と3年連続で「悪い月」となり下を見てきた。しかし、今年は、26週線突破から、不完全燃焼気味のもみ合い相場脱却となるか!?

◆主力のエレクトロニクス・セクターではいまさらではあるが、13週線沿いの上昇基調が続いている日本電産(6594)の動きに注目している。同社株から海外勢の動きを読むことができるかもしれない。また、13週線、26週線沿いに上昇基調を刻み続けているキヤノン(7751)も輸出主力株物色是非をうかがう時の羅針盤銘柄として注目したい。

◆当欄では、きょう26円高の640円と続急伸した戸田工(4100)を引き続き注目している。4日ぶりに200日線を上抜き、来週の相場に期待を託した格好で今週の相場が終った。昨年10月に小型材料株として人気化、1000円に迫る場面があった。その後、調整が続いているものだが、200日線と同時に、2月第1週からは52週線が下値を支える格好となっている。同社は酸化鉄専業最大手だが、電気自動車やハイブリッド車用リチウムイオン電池用正極材料事業を手掛かりに10月相場があった。加えて、電動モーターの素材軽量化に寄与する磁石が、新事業として注目されていい。再人気化が期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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