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2012/05/10

◆とりあえず、東電再建計画は実質国有化という格好で認定されたが、今夏も冷夏はダメだけど、平年よりも気温低めにね!と天を仰ぐしかない・・。来年春の原発再稼働は無理だろうとの見方が多数派だ。東電(9501)は一時32円高の216円と4月10日以来1カ月ぶり高値を付ける場面があった。かつては、隣家のご主人のように「配当がいいから退職金で東電株を買った」人が多くいた。が、今やとんでもないことで、リバウンド狙いの買いを入れるにも根拠は乏しい。今は、ただ、下げすぎの反動高をとりにいくくらいだ。戻り待ちの投資家や株券がヤマの如く列をなしている。

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◆この日、日経平均は小幅続落で終了。引き続きギリシャは政局混迷で再選挙やユーロ圏離脱が懸念され、スペインでは大手銀行の国有化報道や財政悪化懸念から株式・国債安が進行・・。この日発表された中国輸入額が伸び悩んだこと、円が対ユーロ、ドルで高止まりしたことも上値を重くした。9日のNYダウは6日続落し、CME日経平均先物は8990円と100円超の続落で、日経平均の終値を誘導した格好となった。下げ幅が小幅にとどまったのは、前日にトヨタ(7203)が発表した今期営業利益1000億円大台回復プランが支持された結果であろう。

◆さて、マクドナルド(2702)が9日に発表した12年1−3月期(第1四半期)全店売上高は前年同期比4.4%増の1391億円、経常利益は2.3%増の72億円と店舗改革途上にあり、そこそこの数字と言うべきか。既存店売上高2.0%増もまず良しとすべきか。以前、2100円台突破にこだわり、突破した後は、週足を見れば分かるとおり、08年10月のリーマン・ショック後安値1291円を大底とした52週線沿いの「ゆっくり過ぎる」下値切り上げチャートとなっている。しかし、3月以降は上昇ピッチが加速してきた。過熱感が出てくるまではまだ時間が残っていよう。●8日号でも記した、「食べ放題」焼肉チェーン展開の物語コーポ(3097)は何度も当欄で紹介してきた銘柄。4月高値時に、昨年6月の株式分割後高値1560円を突破出来なかったことは気に入らないが、今回の戻り相場で突破できれば、52週線を下値サポートラインとした上昇基調再確認となる。9日に発表した12年6月期第3四半期(11年7月〜12年3月期累計)単独経常利益が前年同期比30%増の13.9億円と連続2割超の大幅増益だった。2期連続2割前後の増収増益で予想PERは9倍台後半にとどまる。来13年6月期の焼肉店出店数は3割増の20店を予定。まずは、昨年6月の分割落ち後高値1560円をクリアするところから新たなステージが始まる!

◆新たにセブン&アイ(3382)をここから注目していく。90年代後半からイトーヨーカ堂にかつての勢いが陰り、現在は、かつて大手スーパーで別格の存在だった頃の強さは消滅。セブンイレブンが勢いを持続していたことで目立たなかったが、12年2月期連結営業利益のうち、米国を含むセブンイレの比率が74%!ヨーカ堂は4%にとどまる。ヨーカ堂比率が後退していることは強気材料と受け取り、3月安値1755円を大底として上昇基調に入ったここは、高値を更新した後の調整場面は喜び勇んで拾っていくべきであろう。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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