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2010/01/06

◆日経平均株価は前日比49円(0.46%)高の1万731円と3日続伸、TOPIXは11.5ポイント(1.26%)高の931と急伸し3日続伸した。日経平均は終値ベースで3日連続で昨年来高値を更新した。5日の米国市場で円高に振れたものの、NY原油、金など商品市況が続伸したうえ、「三井住友FG(8316)がきょう、8000億円超の公募増資と持ち合い株5000億円削減を発表する」との各紙報道を受け、当面の悪材料は出尽くしたとみた買いに、銀行株をはじめ金融関連株が大幅に上昇。全般相場を牽引した。TOPIXの上昇率が高かったことからは、これまで出遅れていたセクターを買う動きが広がったことがうかがえる。25日移動平均騰落レシオは10.7%の大幅上昇で127.6%と9日連続で上昇し、過熱圏入りを示唆した。

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◆前号で、「1月前半相場はまずウォッチングが賢明か」と記した交流・ゲームサイト「GREE」を運営するグリー(3632)が大幅続落。モルガン・スタンレー証券が、「12月のページビューに息切れ感が出始めている可能性がある」と指摘。短期的なモメンタムは「強気」を維持するほどの確信は持ちづらい、中長期の戦略を評価するには材料不足だとしたことが嫌気材料視された。加えて、この日の日本経済新聞朝刊が、同業のミクシィ (2121)の09年10−12月期連結営業利益は前7−9月期比24%減となったようだと報じたことを受け、8%を超える大幅安となったことも足を引っ張った。ミクシィは新興市場のネット関連株として高成長を期待した買いが先行してきたものだが、きょうは日経新聞から、24%の大幅減益との爆弾を投じられたようなもの、株価立ち直りには時間が必要であろう。グリーもまた12月に6020円の分割落ち後高値を付けた後は、軟調展開が続いている。きょうの急落をみたことでしばらく様子見したい。

◆12月にかけ昨年来高値を付けた銘柄や買い直された銘柄に利益確定売りが広がった。話題のタッチパネル関連の日写印(7915)の下げが急だ。ワコム(6727)はきょうの日経朝刊が、「タッチパネルの新製品の量産を開始した」と報じたことから先行きの業績寄与を期待した買いが先行し3%近く上げた。が、日写印は昨年12月にかけ上昇、2月安値から2.6倍化した。そして、年末に向け出来高を膨らませて大きく下げてきたことから、一気に、売り優勢の相場に転じたようだ。海外勢の売りとも聞くが詳細は不明。

◆きょうの場合、年末にかけ物色の対象外だったその他金融や海運、銀行、金融関連株や、その間に、下値をゆっくりではあるが切り上げていた不動産大手株などを目先物色する動きとなった。一方、12月天井もしくは戻り高値を付けた後、年明けにかけ下げ足を早めている銘柄は掴みきれていないが、そういったチャートの銘柄は値ごろ感からの買いは避けたい。●楽天(4755)は前日の06年7月以来の高値から反落した。昨年大きく浮上したが、これまで繰り返し指摘したように60万円台の頑強なフシを突破した力は、13週線、26週線が下値サポートラインとなるとみて、引き続き、買い場を探したい。●豊田合(7282)が頑強だ。昨年11月安値で200日線にタッチ。12月後半の高値まで33%上昇。下値を切り上げる格好は今現在変わっていない。引き続き、市場拡大が急なLED(発光ダイオード)関連株として強い関心を持ってウォッチングしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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