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2009/12/08

◆きのうの書き出しは、「前週末4日発表の米11月雇用者数の減少が大幅に縮小した。来月発表の雇用統計では雇用者数がプラスに転じると見るストラテジストもいた」。7日の米国市場は、バーナンキFRB議長の厳しい経済状況との指摘に商品市況は下げ、S&P500種指数は下げた。東京では、前週の急騰劇を担った景気敏感・大型株が戻り待ちの売りに押され、日経平均は前日比27円安の1万140円と7日ぶりに小幅ながら反落した。1部市場出来高ランキング上位20銘柄で上昇したのは、4銘柄にとどまった。上位30に広げてやっと8銘柄、変わらず1で、残り21銘柄が下げた。■なかでは、10月相場で注目とした東芝(6502)が10円高の509円まで戻し、連日で13週移動平均線を上抜いた。510円〜520円にかけては、10月以降の相場の最多出来高ゾーン。利益確定売りが重しとなるか。海外勢が出遅れ市場としてのみ前週にかけて大量買いしたのならば、東芝株の足元相場の上値は重くなりそうだ。また、1ドル=90円台への定着には時間がかかりそうなことも不透明感が強い。●一方、日電産(6594)はこれまで何度も記したように、昨年12月安値を基点とした6.13、26週線沿いの美しく描かれた上昇基調の着地点を探す動きが続いている。きょうは8210円までみた。昨年6月以来の水準だ。あの時は、8000円割れ水準から、海外勢による売りが止まなかった。が、今回は、買いが止まないといった感じ。とはいえ、怖いのは、相場の流れがガラッと変わってしまうこと。業績、材料面はこれまでの株価上昇で織り込んできた。いったん、様子をうかがいたい。

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◆同様にきれいな上昇基調を描いているのがアジア市場など新興市場で拡大が続くユニチャーム(8113) だ。11月に紹介したように、下値切り上げチャートから、8000円台央の上値ネックラインを取ってきたことから、上昇ピッチが加速したものだが。5ケタ接近からは利益確定売りを準備することも必要か。

◆手打ちうどんの「丸亀製麺」店チェーン運営のトリドール(3397)が4100円安の16万9600円と続急落で前週末4日から3連敗した。8月7日に付けた21万4000円の分割落ち後高値に、上値が切り下がる展開となっており、今回は2日に19万2000円まで上昇したところで75日線に嫌われ急落。明日以降、11月安値15万5100円と200日線が下値サポートラインとなるかがポイントとなる。ただ、食品アナリストの知友は、主力のセルフ讃岐うどん店「丸亀製麺」の11月度既存店売上高が前年同月比7.2%減となり、10月度の2.8%減から減少幅が拡大したことが売りを集めているという。11月の減少幅拡大は、休日が前年比で1日少なかったことや暖冬の影響もあって外食産業全体で10月比落ち込んでいることが響いたといいつつ、彼は、「店舗数の増加に伴う自社競合があった」ことを下げの理由に挙げ、「自社競合があったとの情報が周知徹底されるまでは下振れ余地があると見たほうが好いのかもしれない」という。いったん、買い姿勢は底打ち感が広がるまで控え、ここからウォッチングとしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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