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2008/08/12

◆手詰まり感の強い"夏休み"相場が続いている。米国株高はあっても前日急騰の「国際優良株」を先頭に利益確定売りが膨らんだ。アジア・太平洋15市場星取表は2勝12敗1休場。上げたのは豪州、ベトナムのみで、中国の果てしない下げは止まらない!米国株は景況悪からリバウンドの域を超えないとの見方にあるうえ、新興国の景気・株価の先行きに不透明感が広がった。ロシア悪が露出、大統領はようやくグルジアからの撤退命令を発したが、再攻撃の意志は強そうだ。従来ならば、ロシア暴力軍の動きはNY原油相場などに連動していたが、今回は無反応というよりも続落基調。また、中国の五輪後の景気後退懸念、インドの4〜6月鉱工業生産指数の大幅落ち込み、7月新車販売台数の3年ぶり前年割れ・・などから新興国関連株として今年前半リバウンド相場があったコマツ(6301)、日立建機(6305)、ダイキン(6367)などの事業環境に陰り、株価は続急落。バルチック海運指数の22日営業日連続安に伴う海運セクターの環境悪化懸念・・。国内では、あす13日朝寄り前に発表される4〜6月期GDPは、4四半期ぶりマイナスは確実の状況という。後は、年率マイナス2.3%という市場予想を上回るか下回るかで市場センチメントは若干変わるが。上にぶれる心配?は必要ないか・・。

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◆8月相場にはいって、週足チャート悪化銘柄が増えてきた。当欄推奨銘柄でも、大型自転車店チェーンあさひ(3333)はこの日一時1907円まで切り返したが、06年、07年の上値の壁である2000円〜2025円へのトライの行方が見えにくくなっている。セブン銀(8410・ジャス)も4日に28.06万円の上場来高値をつけた後は、利益確定売り一息ついている。先に示した古河電工(5801)は朝寄りつき直後に572円の年初来高値に買われたが、終値では8円安の545円と下げに転じるといった具合・・。

◆なかで、昨年12月27日以来の高値415円に買われたのは東武ストア(8274)。11日に25週移動平均線が200日線を上抜いたものの、75日線が200日線を上抜く中長期線のゴールデンクロスはもう少し時間が必要だ。ただ、チャート良化の流れを背景に400円固めから目先の目標値である昨年11月高値450円を目指す動きが期待できそうだ。7月に今期業績予想を増額修正した。前号の記事をぜひ参照していただきたい。ジリ高基調が続く限り、利益確定売りに反落する場面は「押し目買い好機」としたい。●クレディセゾン(8253)は5日に、オリックス(8591)と経営統合交渉、と日経紙に報じられた。株価は7月15日に5年ぶり安値2010円をつけたばかりで、06年4月の上場来高値6730円からの調整は十分だ。統合交渉を横目に一大反騰相場が期待できそうだ。●ディフェンシブセクターの医薬品からは、抗エイズ薬の共同開発が伝わり、年初来高値をつけた塩野義(4507)の「打診買い、もたつき場面買い」を推奨する。2400円水準からは上値が重いが、長期下値切り上げパターンは追い風となりそうだ。●6月以降、1700円前半が上値関門となっているショーボンド建設(1414)もテクニカル面は上々だ。初の2000円相場時代入りに期待!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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