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2013/07/11

◆10日に公開された米FOMC議事録でFRBが量的緩和の縮小を急いでいるわけではないとの見方がひろがり円が対ドルで上昇した。東京外為市場でも円が対ドルで98円台後半へと大幅続伸したことから、輸出関連株が売られ、避難的に内需関連や、商品市況高から関連セクターへの物色が広がり、また道路・建設株買いの動きも強まった・・。■「相場は知ってしまえば終わりだ」という。もっとも、何も知らなくてもどんどん上がっていったり、下がったりもする。が、それは、当人が知らないだけの話で、ほとんどの人が知っているもしれない。きょうもまた、「3次元(3D)プリンター」関連株がストップ高に買われ、あるいは年初来高値を更新した。はたして、3DPでどこまでその企業の業績が上がっていくのか?あるいは、それは、長期にわたって業績を押し上げていくのか?・・などは判然としない。まして、株価はどこまで上がるものなのか?などは、誰にも分からない。それらの銘柄に対して強弱感が分かれ、株価は日々上げ下げしつつどこに向かうのかも分からない。投資家自身のゴールに向かって疾走し、迷い、転び、立ち上がり走り続ける、それが、相場!一人で相場に向かっている時があれば、一人で100人を相手に相場を張っている時もある?相場の醍醐味は、自分で描いた線に沿った相場が長く続くことであろう。3DP相場は今回が初めてであり、なかで、出世頭が分かればしめたものだが、はっきりしない時は、これと思う関連銘柄と付き合っていくか、止めるかしかない・・。

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◆当欄は、引き続き、消費関連をピックアップ。何故?といえば、おかれている環境面がなお追い風にあり、テクニカル面でも中勢上昇トレンドにあるからだ。また、道路・建設セクターの一角も同様だ。3DP関連はその流れや風を見るため買うことがあってもここからは・・?■道路最大手のNIPPO(1881)が連日で年初来高値を更新し、1994年7月以来19年ぶり!に1900円台を回復した。法面吹付け大手のライト工(1926)は14日連続で年初来高値を更新!し99年8月以来の高値を付けてきた。そして、橋梁最大手の横河ブHD(5911)は一時1300円台を回復し96年11月以来の高値を付けた。また。大手建設でも、大成建(1801)は続伸し07年8月以来の高値、鹿島(1812)は3日続伸し8日に付けた年初来高値を更新し、08年6月以来の高値・・と、道路、橋梁、建設関連株物色の動きが一段と強まった。

◆また、プリマハム(2281)の業績予想はいつだって「投資家が腹立たしくなほどのマイナス」見通しを発表すると、知友アナリスとが指摘したと紹介したが、昨年大納会からは一時株価倍化超に上昇した。今も、強気だ。同様にマイナス予想ばかりだった東芝プラ(1983)は今3月期経常益予想を前期並みとしたことで、上昇基調が止まず、きょうも91年1月以来の高値を付けた。ならば、業績発表が東芝プラ並みになるまでプリマハムはポートフォリオから外せない!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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