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2006/12/28

◆新日鉄(5401)が34円高の677円と暴騰した!東証1部市場で値上がり率13位、225採用銘柄中では同トップだ。一時678円まで買われ1990年3月以来16年9カ月ぶり高値水準となった。出来高4.16億株は東証1部市場全出来高の23.6%と圧倒的なボリュームだ。この日1円高で終った日経平均をがっちり支えたのは新日鉄だった。今回の基点となる11月26日安値476円から1カ月強で42.4%の急騰をしてあすの大納会を迎える。昨年9月下旬から今年6月中旬まで続いた400円台前半でのモミ合い時にしっかりと蓄えた買いエネルギーが花開いたといえる。直近では機関投資家だけでなくソフトバンクなど諸株を損切りして同社株を買う動きも膨らんだという。本欄ではこの日も7990円の上場来高値をつけたトヨタ(7203)とともに市場体温計としてきた。あすよほど大きな崩れがないかぎり2社とも12月の月足は長大陽線となる。本欄は、年明けまでに市場体温計として継続するか様子を見たい。

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◆さて、本欄も言ってきたことで、すっかり間違ってしまったことは結構多い。いわく、「米中間選挙年の米株式相場は安い」、「5月に売って11月に買い戻す」などだ。そして、新年については、「大統領選挙の前の年は高い」というのがあるが、これは当りか?昨年の日本株は40%超上昇したから今年はその反動で世界に遅れをとったが、新年は逆に、「今年苦戦したから、新年の日本株上昇率は比較大きい」につながる!?

◆一方、この日も、06年ともさんざんだったのは新興市場だ。IPO組は苦戦し、会計への不信感は強まるばかり。11月以降の戻り場面で牽引役として期待した楽天(4755・ジャス)は期待値にほど遠い水準で伸び悩んだ。個人投資家は1月の「ライブドアショック」によるショックが尾を引き、結局、立ち直れないまま年を越すことになってしまう。このあたりの、苦戦組みの中で財務・業績に秀でた企業が新年の途中から人気を得ることになりそうだ。「満つれば欠ける。欠くれば満つる」のは世の習い。

◆名証セントレックス市場から新年の大化け期待は、携帯電話サイト運営のコムシード(3739・名セ)。13日に韓国でオンラインゲームを手がけるサイカンHDと資本業務提携すると発表したが、サイカンは9月に日本法人を設立したばかり、先の東京ゲームショー2006に韓国ブースで最大規模の出展をして注目された。ガンホーを脅かす存在になるとの見方もあり、9.4万円と上場来安値圏で10万円割れのここから無理することなく1株買って、来年の大納会まで1年間タンス預金したと思ってはいかがか!●名証の古豪で本欄注目株・岡谷鋼機(7485・名)が直近高値1730円まで買われ、24カ月線を下支えとした上昇波動復帰を鮮明化した。ここは強気で推していこう。同社が保有する2本柱(トヨタ自、新日鉄)の含み益が一段と膨らんだ。●05年の筆者公式注目株だった300ミリ再生ウエハ事業のラサ工(4022)は今3月期業績予想のV字型回復、来期も2ケタ続伸で過去最高更新見通し、1株益は21.4円に拡大する。何よりも外国人持株比率が05年3月期末の4.9%が06年9月中間末には24.3%と急上昇するなど島津製(7701)同様に長・短期上値追いができそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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