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2012/06/21

◆連夜の山の手線人身事故で、振替乗車票を手に、久々に新宿の街を歩く羽目に。筆者にとって新宿は、学生時代の1968年を中心とした新宿が最も華やかな頃のイメージしか無い。時折、新宿に足を向けるのは紀伊国屋書店に行く時だけとなった今、改札口を通り、突然、出てきた夜の東口駅前はまるで見知らぬ街。駅構内では二三度と、地下鉄の乗り換え駅に行く道を聞いてしまった。それでも、紀伊国屋の前を通り過ぎるころには、あそこにあった眼鏡店で買ったコンタクトレンズをはめ、いつものディスコ(当時はGOGOクラブと呼んでいた)へ行っていた頃のことが浮かんできた。また、あのビルのあそこに新宿日活(現丸井)があり、あのビルの地下にはシネマ新宿が、その近くにはアートシアター新宿文化があった・・ときょろきょろしながら歩いていたら人にぶつかってしまった。そして、地下鉄駅の入り口に向け足を速めた・・。

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◆夜も10時を過ぎると、酔客が増え、電車に接触することが多くなるせいか?山の手線でも恵比寿駅や目黒駅ではホームドアが設置済みだ。JR東日本(9020)は2008年、山の手線全29駅に17年度までに転落防止用の可動式ホームドア(柵)を設置すると発表。14年3月までに大崎、池袋など9駅で設置する予定だという。しかし、このスピードでは、日信号(6741)や京三(6742)、ナブテスコ(6268)など当欄でも記した覚えがある企業が同事業で収益を上げるのは厳しそうだ。もっとも、東京メトロも昨年12月に16年度から銀座線の全19駅にホームドアを設置するとの報道があるなど、設置計画はぼちぼちではあるが進んでいるようだが・・。

◆さて、今週組まれた注目イベントは終了した。が、米国では追加購入など量的緩和に踏み込むに至らず。ユーロは対ドル、円で上昇した。東京外為市場では円が対ドルで3日ぶりに反落、対ユーロでは5月23日以来の100円台後半に下落。これを受け、輸出関連が幅広く買われ、金融、内需関連も上昇した。ただ、アジア・太平洋州株がインドを除き大幅に下げるなかで、日本株だけが続伸したのは?円安に振れたことが主因だと説明しても足りない。「円安を見て、日本株を買い戻す動きが広がった」との見方が正解?それとも、金融危機とは遠く安心感がある出遅れ市場として円安を追い風に買いがなだれ込んだ?

◆コスモス薬品(3349)は一気の二段上げで5200円台に突入。ここからは当欄は降りる。●しばらくセブン&アイ(3382)のウォッチングを続け、26週線沿いの上昇基調が確認できた時にGOサインを発したい。●ショーボンド(1414)は2200円台に抜けてきた。後は、昨年3月東日本大震災後につけた上場来高値2315円超えから上場来初の体験ゾーンに突入するかどうかだ。2000〜2300円台前半が上値の重しとなっているが、このフタをはがせば一気に新たな地平を目指す相場が期待できる?今12年6月期連結経常利益は11%減益見通しだが、新会社情報ではわずかに増益に修正、続く13年6月期予想は1.2%増予想としており、これを見た買いが入ったか?●新たな注目株として、「スマフォ向け広告市場が拡大中」であり業容拡大が期待でるインタスペス(2122)のウォッチングを開始する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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