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2006/07/12

◆半導体株の指標である米SOX指数(フィラデルフィア)は前号で紹介したとおり、10日に52週間内の安値を更新した。が、11日は3.29%高と大幅反発した。ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数が3日ぶりに反発した。しかし、東京市場ではハイテク株、自動車株など輸出関連株から売られた。インドの列車爆破テロで多くの犠牲者がでたことから地政学リスクが広がり、NY市場で金、原油先物価格が、ロンドンでは非鉄が、シカゴでは穀物が急伸・・と国際商品が急伸したことが嫌気された。明13日から14日にかけておこなわれる日銀の金融政策決定会合で「ゼロ金利解除」発表が市場では確実視されており、その後のマーケットのようすを見てみたい投資家が手を引いてしまっている。きょうも東京市場は、市場に参加している投資家が限定的なことから、限られた資金が右往左往しただけだった。例えば、消費者金融株などのノンバンク株だが、きのうは前場にそろって年初来安値を更新したが、後場に入り状況は一転、値上がり率上位にノンバンクセクター銘柄がずらりと並んだ。しかし、きょうはそっくりそのまま反動安で、大幅安銘柄がずらりと並んだ。きのうの上げは一体なに?ただ、リバウンド狙いの短期資金が相次ぎ流入し、買いが買いを呼んで終わっただけということであろう。

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◆ハイテク、半導体関連株の場合は、韓国の液晶パネル大手のLGフィリップスが設備投資額を減額修正したことがきっかけで売り急ぎの動きとなった。一方、ノンバンク株、不動産株などの下落はゼロ金利解除に伴う金利負担増をあらためて嫌ったものだ。■一方、6月14日に370円の年初来安値に売られた後の戻り相場で内外機関投資家などの継続買いがはいったのは新日鉄(5401)だ。きょうは一時3月期末以来の460円に買われた。今3月期連結業績予想は大幅増額修正含みにある。6月安値から急速に回復したこともあり460円水準はひと呼吸いれるにいいところだ。そしてその後、一段上を取りにいく相場展開が期待できそうだ。●先に、中期注目株としたシライ電子(6658・ジャス)は本欄4日号で「半分以上を売却」とし、岡谷鋼機(7485・名)への乗り変えを推奨した。シライ電子の突っ込み買いはもう少し値固めした後のほうがよさそうだ。

◆日水(1332)は先にも記したように、任天堂(7974・大)と同様の頑強な上昇相場を展開している。きょうは、「スーパーなどの店頭で鮮魚価格が上昇している」と日経新聞が報じたことが買い材料視されたもの。好チャートで地球規模の手掛かり材料。ここは日水の中期買いを継続推奨したい。●また、筆者が好きな島津製作(7701)は日足をみると手を出したくないジリ足でしかない。が、週足、月足チャートは着実な上昇基調を刻んでいる。きょうの全般軟調展開のなかで堅調だったことに注目し打診買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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