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2005/03/08

◆内閣府は2月の街角景気の判断を「先行きに回復期待がみられ、再び緩やかに持ち直している」と前月判断を上方修正した。が、平均株価は9日ぶり小反落で終った。きのうまでの連騰で1万2000円が目前に迫り、利益確定売りが優勢となった。値下がり銘柄数は1000を超えた。きょうは平均株価だけでなくTOPIX、2部株指数、ジャスダック平均もそろって9日ぶり小反落となった。当然の一服との声がほとんどで、また、あすからしっかりやろうという言葉で結ばれていた。■フジテレビ(4676)はニッポン放送(4660・2部)へのTOB(株式公開買い付け)で議決権の39.26%を確保し、重要事項の拒否権を持つ3分の1を大きく上回った。ライブドア(4753・マザ)は影響力の行使が限定的となり、今後はニッポン放送の新株予約権の発行差し止め請求で裁判所がどう判断するかに進退をかけることになる。ライブドアは5日続落、ニッポン放送は上場廃止懸念が拡がり反落した。ライブドアはプロ野球球団獲得競争で楽天(4755・ジャス)にセリ負けたのに続く連敗の気配だが、敗戦決定ならば打撃は桁違いの大きさとなる・・。それでも、今回のM&A合戦は、今国会で海外企業の株式交換法による敵対的M&Aを可能とする「会社法(仮称)」成立を目指すことになっていたことから、ルールつくりのたたき台として大事な役目を果たしたといえる。

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◆調整局面では目先資金による低位材料株への集中買いが幅を効かす可能性が強い。◎三角保ち合い上放れの丸善(8236)出番か。■本欄では、平均株価はみずほFG(8411)ほか大手銀行株や鉄鋼株など素材株の動きを引き続き反映するとみている。◎商社株は押し目狙い、ノンバンク株は強気を継続する。■10日にも中長期線のゴールデンクロスが示現するYOZAN(6830・マザ)は突っ込み買いゾーン入り。◎2月上場のネットサイト運営で会員数3位のDENA(2432・マザ)はここから中期買い。◎そして、次の相場のポイントに野村HD(8604)を指名。ここから買い注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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