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2004/07/07

◆週明け米国株の反発期待は、米ハイテク株業績悪、原油高を受け見事に裏切られた。4日連続値下がり銘柄数1000超で平均株価は4日続落。6月には「半導体関連株は7月にかけ売りチャンスがおとずれるだろう」(ドイツ証券)との見方があった。しかし、アナリストによるインテルの業績減額修正もあって、米半導体関連株の指標であるフィラデルフィア半導体指数はきのう4%近い下げで直近安値を割り込んだ。日々の好悪材料の積み重ねのなか、平均株価は5月の直近安値から7月1日の直近戻り高値までの上げ幅の半値押し(1万1238円)に接近した。直近では米国株とのデカップリング(非同調)に失敗し、米国株次第の東京市場となっているだけに、きょうのように米国の景気指標・株価不振で日本株不振にリンクしがち。ただ、マザーズ市場が後場上げに転じた後、平均株価は下げ幅を縮小した。そろそろ打診買いが入るころではないか。

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◆前日、東京製鐵(5423)が急騰後下げに転じたのは当然としたが、きょうはその逆で急落後反発となった。あさってにかけしっかりするようだと、一気に4月の年初来高値を取りに行く可能性があると見方を変更する。また、合同製鐵(5410)は値幅整理終了で押し目買い方針に転換する。◆ダイエーの苦戦は産業再生機構を動かし、OMCカード(8258)の同グループからのスピンアウトを早める可能性がある。好業績・好チャートもあって一段の人気化に期待。◎全面液晶パチンコ機で攻勢かけるアルゼ(6425・ジャス)、◎高値圏で頑強な水素ステーション関連の三菱化工機(6331)は中期強気で攻めよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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