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2010/08/09

◆8月第2週初めの東京株式市場で日経平均は前週末比69円安の9572円続落し、TOPIXは反落した。海外市場では、前週末6日に発表された米7月雇用統計が悪化し、NYダウは一時160ドル安場面があり、欧州株も続落した。円は一時対ドルで85.02ドルと2009年11月下旬以来8カ月ぶり高値水準を付ける場面があり、9日の東京外為市場でも85円台前半に円が上昇。株式市場でも売りが勝った。10日の米公開市場委員会(FOMC)を控え追加金融緩和の有無が見たく、また、日銀が10日の金融政策決定会合後に結果公表することも重なり、一段と見送り気分が強まった。日経平均の日中値幅は上下わずかに49円。出来高は大発会を下回り今年最低の12億5400万株にとどまり、売買代金は8758億円と2月16日に次ぐ今年3位の低水準だった。■米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比13万1000人の減少でエコノミスト予想平均の倍超の減少となった。株式市場では、NYダウが大幅安したが、米住宅局が「住宅ローン借り手支援にむけたプログラムの申し込み受付を9月7日から開始する」と発表したことから、下げ幅を縮小し、21ドル安で終了した。今も1万650ドル台にとどまっており、4月26日に付けたリーマンショック後の高値1万1205ドルから7月2日の年初来安値9686ドルからのほぼ3分の2戻し水準にあるのは強いといえる。ただ、米国は消費回復なくして持続的な景気回復軌道をたどれないが、雇用、住宅問題など足元が揺らいでいることが懸念される。引き続き、米国株すなわち米国景気動向と円の動向が東京市場の動きを決定する要因であり続けそうだ。

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◆市場筋推計による「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」によれば、売り注文株数が前週末比30万株増の1200万株、一方、買い注文株数は2300万株減?増の2080万株?差し引き880万株?の9日連続買い越しとなった。ただ、前々週からの外資系証券の大量買い越しも、株価上昇要因になっていない。なぜかは不明であり、この大量買いの性格が判然としない。買いの主役の姿がいつ、どういう格好で判明するか、そして、その時、市場の反応は?注目したい。

◆いまさらではあるが、全日空(9202)のウォッチングを開始。7月に付けた307円の年初来高値を更新した。300円とび台は1月に304円を付けて反落した後、4月、6月、7月と跳ね返された上値ネックラインだった。しかし、09年11月に218円のリーマンショック後安値を付けて底入れ、反転。2月安値時からは中期相場を示唆する26週移動平均線が下支えし下値が切り上がってきた。きょうは318円まで付け、年初来の上値関門300円とび台をクリア。7月30日現在の貸借倍率は0.82倍と売り長。7月30日発表の10年4−6月期連結営業損益は黒字転換。ビジネス需要が国内線・国際線とも回復基調となり、プレジャー需要も堅調に推移し旅客数が前年同期を上回った。また、国際物流の荷動きが回復しており、4〜6月の同社輸送重量が08年4−6月期を36%上回る水準との報道があるなど外需主導の荷動き回復・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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