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2009/04/28

◆28日の日経平均は大幅反落した。10時過ぎには8800円とび台にあったが、その後下げに転じ、大引け安値で終わり、今月2日以来の8500円割れとなった。27日の米国市場で豚インフルエンザによる世界経済への悪影響が懸念され利益確定売りが先行、NYダウが3日ぶりに反落して終った。また、NY原油先物、金先物、銅先物からシカゴ穀物まで商品市況が軒並み下落したうえ、ユーロ売り、ドル・円買いの流れが東京外為市場では、1ドル=95円台後半に4日続伸したことから当面の利益を確定する売りが広がった。27日のNY市場では、医療ヘルスケア関連株のほか公共株が買われる一方、REITや航空・運輸、石油、銀行株が大きく売られた。

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◆日経平均が前日は一時割り込んだ後で回復した25日移動平均線を、この日は割り込み、0.23%のマイナスかい離で終った。3月12日以来のことだ。下に控える75日線は8087円と400円強の下値にある。週足ベースでは8253円にある26週線、8151円にある13週線が下値ポイントとなる。3月10日安値7021円から4月10日の戻り高値9068円の上げ幅に対する下落率は28.1%、30%弱の水準では十分調整したとは言い切れないうえ、WHOが27日、豚インフルへの警戒水準を4に上げたという、想定外だが、鳥インフルエンザの拡大版とみれば、想定範囲内ともいえる。豚インフルの広がり、経済への影響は引き続き留意が必要。

◆タイムテーブルでは、今月末に交渉期限を迎える米自動車大手のクライスラーとイタリア・フィアットとの資本提携もしくは破たん懸念、GMの動向も引き続き油断ができない。28日に発表される米1−3月期GDP、28〜29日にかけての米FOMCが祝日明けの30日東京市場に影響大となる。ようやく、企業業績への不安感を織り込んだと思ったところに、豚の仕打ち?日経平均の3月安値からの戻り相場一巡感から、巻き返すには日柄もしくは値幅整理が必要だ。

◆(25日移動平均)騰落レシオは10.51%下げて91.09%、3日連続で大幅下落し、100%割れとなった。17日のピーク134.75%からの下げが加速したのだ。先に、騰落レシオが天井を打った後、下げ始めてから、全般相場が下げが急になると記したことがあるが、3月安値からの戻り相場は連休の谷間の中で調整色を一段と強めそうだ。既に、日経新聞朝刊に掲載されている株式指標欄で、日経平均予想PER欄は27日付けから数字が消えた。横棒が引かれており、日経225採用全銘柄の予想純損益は赤字になっていることを表している。

◆個別材料株で、前日に続き上位に並んだのは豚インフル関連の低位繊維株。値上がり率1位はシキボウ(3109)で、出来高は3位、売買代金12位。2位に富士紡HD(3104)、出来高は6位、3位はダイワボウ(3107)で、出来高4位、売買代金6位。いずれもストップ高で富士紡以外は連日のストップ高だ。全般軟調展開のなか、目先資金などが大挙繰り込んだ。低位材料株ゆえの危うさが新規売りを呼び込み、思惑が膨れ上がる。が、下げもまた急というのはいつも同じ。中途半端な「中期買い」はご法度。利益確定売り、小幅な損の銘柄は手放し、次の、流れをつかむまで洞ヶ峠を決め込むか・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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