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2006/02/09

◆平均株価は3日ぶりに反発した。ただ、午前、午後と2度1万6500円台乗せはしたものの、戻り売りが頭を抑えるうえ上値を追いかける動きも乏しく伸び悩んだ。2006年3月期第3四半期業績の発表が本格化しているが、<業種内でも業績の好不調により明暗がはっきり分かれる展開>となっていることに留意したい。きょうTOPIX33業種中で下げたのは鉄鋼、海運、不動産の人気セクターを含む5業種のみだった。下げがきつかったのが海運株。午前中に郵船(9101)が通期業績予想の減額修正を発表したうえ、川船(9107)は通期予想を据え置いたものの第3四半期連結経常利益が2割近い減益になったことから大きく売り込まれた。定期船の運賃市況が軟化したうえ原油高騰に伴う燃料高が利益を押し下げた。しかし、飯野海運(9119)は午前中ツレ安で大きく下押す場面があったが、午後、通期業績予想の増額修正を発表し、ほぼ1カ月ぶりに1000円台に乗せて終った。こちらは、増額修正の理由を、ケミカル船やばら積み船を効率的に配船できたうえ、為替のドル高円安が利益を押し上げたとしている。

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◆海運株は上場企業の数が限られているが、エレクトロニクスとなると大変!手掛けている事業、取り扱っている部品や商品次第で業績の好悪がばらばらであり、株価の方向もばらばらなのだから大変。また、同じ事業を手掛ける企業同士だと競争激化による優劣がつく。ドイツ証券の人気エレクトロニクス・アナリストは8日付けレポート「ハイテク・半導体市場と株価見通し」で、「2006年前半は生産調整局面、日本の電機株は利食いのタイミング」だとしている。同氏は昨年末に、「半導体関連やハイテク株の1月相場は堅調」だとしたが、2月にかけても半導体・ハイテク株はすこぶる好展開が続いた。半導体試験装置最大手のアドバンテスト(6857)は1月26日に通期業績予想の増額修正を発表したことを受け上昇ピッチを加速、11月はじめから2月はじめにかけ小さな3つの上昇波動を重ねわずか3カ月間で8220円から1万5500円まで駆け上がった。■あす10日からのトリノ冬季オリンピックや6月からのサッカーW杯を控え、薄型テレビなどの人気化を当て込んだデジタル家電関連銘柄リストが出回っている。一方、「ライブドア・ショック」後遺症に悩むマザーズ市場など新興市場は戻りが鈍く、ネット関連株は調整色の強い展開が続くように思える。しかし、<業績発表が峠を越えた頃には、新興市場人気が再燃する一方、昨秋来好パフォーマンスが続いてきた半導体・ハイテク株が逆に調整色を深める可能性だってある>。◎筆者が公式的な場で05年注目株としたラサ工(4022)は、7日に658円の昨年来高値をつけたばかり。今朝も646円まであった。が、午後、安値は543円で終値は566円。何かあった?そう、午後2時に発表した第3四半期連結業績で経常利益は前年同期比42%減となり、通期業績予想の2度目の減額修正を発表したことが嫌気されたのだ。昨年10月安値から3カ月ちょっとで株価は2倍以上になったのだから下げも急だ。ということは、半導体・ハイテク株も同じか?そして、新興市場のネット関連株が買われる番が来るか?◎それにしてもJストリーム(4308・ジャス)!昨年5月発表の今3月期業績予想を今回も増額修正できないとは。不満の声が上がるのは当然!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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