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2006/09/22

◆22日、週末の東京市場及びアジア株市場はそろって下げた(取引が行われたアジア16市場中値上がりしたのはベトナム、インドネシア、パキスタンの3市場のみ)。引け1〜2時間前の欧州市場も前日終値を割り込んだまま推移している。「21日の米国株が景気減速懸念を背景に下げたから」、玉突き的に下げの連鎖反応が起きた、ということ。国際商品市況が大きく下げた結果、ヘッジファンドが巨額の負債を抱え込み倒産した。国際的な投資環境悪化を呼び込む引き金になりかねないニュースだ。マイナスの螺旋階段を下るリスクが高まっている。■重苦しい市場環境が続くが、「満つれば、欠くる。欠くれば、満つる」その波は、小波、中波、大波に分かれるが、今は小波、中間調整相場と見てよさそうだ。気になるのは、三角保ち合いが煮詰まってきた銘柄が、相次いで下放れていること。それでも、<日経平均、TOPIXとも週足、月足ベースでみれば、4月高値に対する調整相場は順調に消化し続けている>といえる。4月高値期日を来月上旬に控え、また、10月末には、決算を迎える海外ファンドの解約売りも控えているという。来週は大半の企業が中間期末を迎える。25日が9月権利付き銘柄の最終売買日で、翌26日は月内受け渡し最終売買日。国会では、安倍新首相が誕生する。リベラル派には厳しい政治・社会の季節が到来するだろう。

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◆一番強いチャートパターンの新日鉄(5401)は7月の安値圏で下ひげの長い小幅陽線足をつけ、一気に513円まで駆け上がった。9月は逆にちょっぴり上ひげの長い陰線となりそうだ。が、来春相場を想定し、買い場探しの時と見ている。■一方、目下、日経平均型チャートの代表選手はトヨタ自(7203)。9月は、小幅陰線となるが、「7月安値基点の中勢上昇相場の途上にある」との見方は変わらない。04年春に本欄がスタートした後ほどなく、「トヨタなど自動車株への評価は低すぎる」とし、同年5月12日号では、「当然、大きな亀裂が生じた後、新たな上昇相場に入るには値幅調整に加え日柄整理が不可欠。また、新たなテーマ、新たなリード役の登場も不可欠。流れが鮮明化するまでは、挑戦者決定戦が続きそうだ」とし、「すでに何度か『トヨタ&その軍団の世界的な存在感に対し市場の評価は低すぎる』といってきたが、この軍団は市場の中で存在感を一段と高め、相場をリードするであろう」と記している。今月20日には9月中間期業績予想の増額を発表するとともに、08年世界販売1000万台に迫る目標値を打ち出した。やや出遅れ気味のデンソー(6902)とともに、03年安値を基点とした上昇相場のピークに挑む展開を想定している。

◆先週上場のSNSトップのミクシィ(2121・マザ)が301万円で終った。325万円の高値の後、21日に262万円まで下げ売られての切り返しから、週明け以降の上値挑戦、新興市場人気復活への第一歩を期待したい。■本欄の来るべき“時”注目株・東急(9005)は8月中旬以降200日移動平均線に下支えされ頑強な展開が続いている。ジリ貧となるか下値がじわりと切り上がるか、方向性に注目したい。●長期注目株の半導体商社イノテック(9880・ジャス)は20日に1000円を割り込み!?ようやく反発。当面の上値は限定的だが、二番底を買いにいきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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