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2014/02/07

◆日経平均株価は前日比307円高の1万4462円と大幅に反発した。ただ、週足ベースでは前週末比452円(3.3%)安で5週連続安となった。5日に長期相場を示唆する52週移動平均線割れ場面が瞬間あり、そこから切り返した格好となった。この日は、6日の欧州中央銀行(ECB)理事会が追加利下げを見送ったことを受けユーロが買い戻され(円は反落し)た。米国では週末の「雇用統計」発表待ちも前週の失業保険統計が改善したことを手掛かりとなり、欧米株がそろって急反発。そして、円が反落した流れを受け、東京外為市場で円は3日連続売り優勢の展開となり株式市場は買いが先行。その後徐々に上げ幅を拡大する展開となった。■昨年大納会高値から2300円強のつるべ落としの相場が続いたうえ、52週線を試したのだから、しばし、売り一服相場があっても不思議ない。日足ベースでは、この日、4日に割り込んだ200日線を4日ぶりに回複した。前週にかけて「円買い・株売り」に動いた海外投資家が、今週5日から、逆の投資行動「円売り・株買い」をとった結果だ。円の買い持ちが積み上がっているといわれているが、引き続き、「円売り・株買い」に動くかどうかは、発表された内外経済指標や各国政策トップなどの発言・行動が決める?いや、一喜一憂する・・!

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◆さて、前日大幅続伸も1月高値顔合わせ止まりとなったヤオコー(8279)だが、この日は一転、戻り待ちの売りに3日ぶり急反落。●フォトクリエイト(6075)・東Mは1900円台まで戻したものの、出来高は極薄。それなりの出来高があったうえのチャートの動きは信用できるのだが、この日は2900株、100株単位だが、昨年12月4日以来の極貧薄商いでは・・。それでも、23日東京マラソン2020大会終了後の1〜2週間で明確な動き・サインが生まれるかどうか?引き続きウォッチングを続けよう。●当欄注目の3Dプリンター関連・MUTOH(7999)だが、1月には590円の07年11月以来6年2カ月ぶり高値を付けた。しかし、1月5日に米3Dシステムズが市場予想を大幅に下回る利益見通しを発表し、3Dプリンター銘柄が大幅安した。3Dシステムズ株は64.10ドルと昨年11月1日以来の安値引けとなった(6日は64.76ドルに反発)。MUTOHは?600円手前にここ2年間の上値ネックラインにはね返された格好だが、この日は461円引け。4日には全般市場安続落のなか425円まで見、200日線に急接近した後、上値を試す動きとなった。しかし、米国3DD市場動向次第の相場になりそうだ。週足ベースでは今週、26週線を大幅に割り込み終了。では、いかにも旗色は悪い。新規買いは見送り、底値調べ終了を待ちたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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