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2009/02/03

◆3日、日経平均株価は48円47銭安の7825円51銭と3日続落となった。朝方は、直近、業績悪化が嫌気され売られてきた電機機器や輸送用機器など外需株が円安基調を背景に買い戻しが先行する展開となる一方、電力・ガス、食料品、医薬品などディフェンシブセクターは売りが先行した。前引け後、日銀が「銀行保有株式の買取再開を決定した」と発表したことから、後場の日経平均は先物主導で乱高下し、12時40分過ぎにかけ211円高の8084円まで急伸した。が、買いは続かず、買い一巡後は、買取効果に疑問符がつけられた格好で、利益確定売りなどが優勢となり引けにかけ下げに転じた。今週末には1月の米雇用統計の発表が予定されており上値の重しとなっているほか、バッドバンク創設に向けての調整難航から金融株が売りに押される展開となった。

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◆1月29日号紹介も、足元出来高薄から大きく取り上げることができないのが介護関連株。しかし、出来高500株前後でまあまあの商いが続いているとし紹介したメッセージ (2400)がそこそこいい展開となっている。1月26日に13万3800円まで買われたものの、長大上ヒゲを引く日足陰線を刻んだことで心配させられた。しかし、週足は今週まで3週連続で最上位にある52週線が上値ネックラインとなっているものの、下値は13週線に支えられている。そして、来週には13週線が26週線を上抜くゴールデンクロスが示現することから、上昇基調入りが鮮明化するとみてよさそうだ。

◆最大手のニチイ学館(9792)は1月下旬の急騰劇からいったん一息ついてもいい格好となっているが、この日飛び出してきたのは、年初来100株超の商いが一度あったきりの薄商いだったケア21(2373)だ。この日は出来高307株で、一時4000円高の4万6000円ストップ高に買われ昨年12月高値を更新した。同社は訪問型が主力だが、施設介護事業が伸びる。今09年10月期連結業績は2ケタ増収、4割営業増益見通しにある。07年10月に営業黒字転換した後は連続大幅増益基調となっているが、今期予想PERは11倍台にとどまる。ケア21は、03年上場で翌年春に103万円(株式分割考慮後51万5000円)の最高値を付けた後は、昨年10月の上場来安値2万4010円までほぼ一本調子の下げとなった。これは、メッセージよりも厳しい下げであり、その分、上昇エネルギーを蓄えており、ここからの上昇エネルギーとなると見られる。月足は昨年12月以来6カ月線、12カ月線、24カ月線全てを上回っており、いずれの月足も3万6000円前後で収れんしてきた。ここから見直されてもよい。

◆また、今09年3月期は減収25%営業減益見通しにある日本医療事務センター(9652)がきょうまで5日続伸した。一時19円高の433円に買われ、昨年9月と12月に付けた最初の上値関門420円を突破した。そして、前日突破したばかりの200日線へのプラスかい離を拡大した。出来高は8万株強と売買数量もまあよい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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