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2006/09/12

◆75円安となった日経平均以上に相場は大きく下げた印象を誰もが持った、そんな1日だった。前日発表の機械受注の悪化を引きずった。国際商品市況の軟調展開が続いていることから、商品相場に流れていた世界の投資資金の今後の流れ先を見たいという模様眺め気分が広がった。株式市場では、朝寄り付き前の外資系証券の注文状況が2000万株近い売り越しとなったといい、海外投資家の投資姿勢に変化が出たのかを気にする声があがった。本欄で言えば、「10月下旬が相場の新たな転機。それまでは基本的に調整期間」との見方を、4日、5日の相場の強さを見て宗旨替えしたのだが、8月31日に記した、「誰もが楽観できる相場ほど怖いものはない」をまたしても思い知らされた。米国株高も慰めにならなかった。それは、米国株高はNY原油先物価格の6日続落が主因とされており、一時65ドル割れした理由が米景気の原則だということで、東京市場では買いがしぼんだ。

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◆市場体温計の新日鉄(5401)については、いささか本欄は右往左往しているばかりで腰が据わってない。が、「市場体温計が上がれば、全般相場も上がる」との見方は変えていない。6日付け本欄、「よほどの強気の増額修正でなければ、500円台乗せを実現したこともあり、いったん調整に入ってもおかしくない。上げ幅の3分の1となれば465円となるがさて・・」以下を参照していただきたい。450円地帯には昨年9月高値から今年7月高値までいくつも高値の壁となったことがある。が、下げ相場となった場合は、逆に450円地帯が下値支持ゾーンとなるからまた、面白い。

◆前号紹介の低位材料株、兼松日産(7961)、ルック(8029)が下げほぼ全面安となった。逃げ足の速さにあきれもしたが、一方では、2日間一服していた熊谷組(1861)が大幅高した。台湾半導体メーカーから半導体工場を受注したことが手がかり材料となった。日証金が兼松日産の貸借取引の申し込みを12日分から停止し、ルックについては注意喚起措置をとったことが響いたもの。<しかし、全般軟調展開が続く中では、個人投資家好みといわれる低位材料株の物色は続く>と見ておいたほうが良いだろう。●熊谷組は本欄6日号で紹介を忘れてしまった<「(日経平均指数の採用銘柄入れ替えで)採用除外候補」に挙げられながら、除外を免れた銘柄が買われた>とした銘柄のひとつだった。9月1日の売り残株数728万株が8日現在では96万株増の824万株となった。信用残が売り長となったのは7月14日の週からで、同週の安値は305円。きょうの終値は58円高の385円。売り方締め上げの動きか。●ちなみに、アナリスト総弱気?のソフトバンク(9984)はきょう発表された前週末の信用売り残株数は533万株増の4836万株に膨れあがった。需給相場の花が咲くか?

◆さて、日水(1332)が4円高となり高値圏で頑強な動きが続いている。また前号紹介のマルハ(1334)も一時296円まで下げたが終値はしぶとく1円高の307円となった。●マルハは8月高値338円を抜いてきたとき、重い動きから解き放たれるはずだ。ちなみに、8日現在の信用売り残株数は264万株増の1304万株と膨れ上がった。依然、大幅売り長が続いている。●ヨンキュウ(9955・ジャス)は79円安の1551円まで下げた後、1606円と1600円台を維持した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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