バックナンバー

2013/10/01

◆10月1日、2013年度下半期入りの東京株式市場で、日経平均は前日比28円高の1万4484円と3日ぶり反発スタートとなった。米国ではオバマ政権下恒例となった感がある?暫定予算の成立期限切迫。しかし、財政協議の進展は乏しく、NYダウ以下米株価指標はそろって続落した。日本時間13時に米予算成立期限を迎え、一部政府機関の閉鎖が始まるなど逆風が吹くなかだったが、東京市場では、朝方発表された9月日銀「短観」で景況感の改善を確認、安倍政権の経済政策前進を意識した円売りで為替相場の3日ぶり反落にも後押しされ、マイナス局面を見ることなく終日堅調に推移した。また、国慶節で休場した中国(7日まで休場)や台湾を除くアジア各市場がそろって上昇したことも互いに好影響しあった感がある!?

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


◆それにしても、米国発で新たな好展開を予想させるような好材料が見えにくくなって久しい!?あるいは逆に、世界政治・軍事や経済面での足を引っ張っている!この日は、日本経済への安心感がアジア各国株式を後押ししたか?日経平均の先行き堅調展開持続には、テクニカル面からは直近7月18日終値高値1万4808円クリアが欲しい。また、中期相場の下値サポートラインとなっている26週移動平均線(この日時点で1万3982円)沿いの上昇基調を引き続き持続。あるいは、長期相場を示唆する52週線(同1万2259円)まで突っ込んでも、52週線タッチから反転、上げに向かう展開となるかを重要視したい。

◆プリマハム(2281)は反発し中期相場示唆の26週線にタッチして終了。なお、強気で臨むべきであろう。●総医研HD(2385)・東証Mは前日の反動安となり、300円割れで終了した。同社株のように通常出来高薄の銘柄は、飛びついた買いが投げさせられ、下げ幅が想定以上に大きくなりやすい。8月時には364円まで突出した後は、急失速。同月末には258円と100円超の下落となり、6月安値に対する二番底を形成。9月末に急反騰した。8月後半以降は52週線に下支えされて、前日に上値を試した格好となった。52週線が引き続き下値サポートラインとなるか?に注目したい。●また、当欄注目のコンクリート補修のショーボンドHD(1414)もこれまで指摘してきたように、26週線上の上昇基調が昨年1月以降継続中であり、ホールディング・カンパニー化後の高値を更新中だ。東京市場が大波乱と化す場面でも26週線が下値サポートした場合は突っ込み買い継続としたい。●また、9月に取り上げたフォトクリエイト(6075)はテクニカル面でなお下値を探る動きとなっており、様子見としている。なお、値動きウォッチングを続けたい。  

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ