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2008/07/02

◆再び、世界同時株安。2日、日経平均株価は10日続落となった。筆者が大学に入学した1965年(2月19日〜3月2日)以来43年ぶりのことだ。その年の5月に、時の田中角栄大蔵大臣のもと山一証券に対する日銀特融があり、山一は最初の倒産の危機を救われた。もっとも、そんなことなどつゆも知らず、大学生活を続けていたことしか記憶にないが。アジアでは、インドが大幅反発し、中国もわずかだが反発したほか、ハイパーインフレでボロボロになったベトナムが上げ、アジア・太平洋15市場星取表は3勝12敗で終わり、NYダウもまた年初来安値を更新し1万1200ドル台へと沈んだ・・。主因は、これまで言われてきた通りだ。米住宅価格が下げ止まらず、金融機関のサブプライム問題絡み追加損失計上、金融不安懸念、原油価格など資源・原材料高によるコストアップインフレ懸念、企業業績への懸念、景気への懸念・・。来週開催される「洞爺湖G8サミット」に環境問題と並ぶ難題が突きつけられたのだ。ちなみに、10連敗は56年8月にもあり、その上は1953年5〜6月にあった12連敗、そして、東証開所の年の49年11月に13連敗があり、最長は54年4〜5月にあった15連敗と半世紀以上前の記録が並ぶ。1980年台後半に先物取引が導入された後は、一方的に下げ続けたり、上げ続けることは稀になった。が、そんな中での10連敗がもつ意味は重く、厳しい!?

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◆なかで、NTT(9432)は、6000円高の53万5000円まで買われ、8連騰した。一時54万1000円まで買われ、昨秋の高値圏56万円台を目指す格好となっている。はたして、世界同時株安が続く中、同社株の強い動きが続くのか注目されてよい。同じような場面が昨年あった。昨年12月にかけて、全般相場の続落基調が続くなか、JT(2914)が高値追いを続けたのだ。共通するのは、かつて国が絡んだ両企業だ。前途多難な展開が想定されるなか、海外政府系ファンドが各国の国策企業を買う動きが強まっているのか?NTTのみならず、JR東海(9022)、JR東日本(9020)などの旧公営企業の動きに注目したい。ガソリン高騰を受け、今夏の里帰りなどでは自動車ではなく新幹線の利用に切り替える動きが広がるとの見方が圧倒的だ!

◆環境関連株は、原子力関連株の主役・日製鋼(5631)、太陽電池関連の仕手材料株である東京製綱(5981)、燃料電池車関連の新神戸電(6934)と古河電池(6937)の動向を見れば、相場の方向がよくわかるはずだ。

◆携帯電話向けに占いなど情報配信するザッパラス(3770・マザ)が2日、30万円台を回復。今年3月につけた06年秋の株式分割落ち以降の高値34万2000円をターゲットとした上昇基調が鮮明化している。筆者には占いなどは何の興味もないが、占いを中心とした携帯サイトの人気が業績を押し上げており、大手証券が最上位の投資判断「1」を継続したことなどが手がかり材料視されているが、テクニカル面のよさも後押ししているといえる。ちなみに大手証券では、「7月以降も中小型株の業績予想は減額修正が続くであろうが、株価の下値リスクは限定的であるとの、従来の見方を維持する」としていた。●健康・環境指向で自転車人気が後押しする自転車専門店あさひ(3333)、パソコン周辺機器を手がけ、業績好調のエレコム(6750・ジャス)とも好チャートに注目!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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